世代別の重要視ポイントに差があり
リクルートが2006年12月に賃貸住宅入居者に対して行ったアンケート(首都圏のみ)でも興味深い結果が出ています。全体の傾向としては、
1位 | 家賃(93%) |
2位 | 沿線・駅やエリア(72%) |
3位 | 最寄駅からの時間(61%) |
4位 | 間取り |
5位 | 通勤・通学時間 |
6位 | 面積(広さ) |
7位 | 立地・周辺環境 |
8位 | 初期費用 |
9位 | 築年数 |
10位 | 住戸の向き |
となっており、gooランキング結果と同じように、賃料や間取り、通勤・通学時間などが上位に上がってきています。
さらに、シングルやファミリーといった世代別に詳しくランキングを見てみると、家賃への重視度の高さはどの世代にとっても同じくらいです。年齢に問わず、「賃貸を借りる=家賃を重視する」ことは、当たり前のことと言えるでしょう。さらに、一人暮らしの社会人女性は沿線やエリア、最寄駅からの距離、そしてセキュリティへの重視度が高くなっていました。一人暮らし女性は駅から近いほうが夜遅くに帰るときにも安全であり、また安心できる部屋を選んでいることが分ります。
また、ファミリー層では、立地や周辺環境、住戸の向き、部屋数などが他の世代と比較して重視している傾向にあります。これは、子どもがいる世帯では、日中も部屋にいることが多く、日当たりのよいところやまた子供にとって治安・環境のよいところ、あるいはスーパーやコンビニなどの商業施設があるかどうかにこだわったり、世帯人数が増えることで部屋数も必要になるため、他の世代では見られない重視ポイントがあるようです。
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