部屋探し・家賃/家賃・敷金・礼金

礼金と賃料、値引くならどっちが得?(2ページ目)

部屋を借りるとき、値引き交渉をするとしたら、あなたは何を安くしてもらいますか?交渉するとしたら賃料や礼金ですが、どちらがお得なのでしょうか?意外と思っていたことと違うかもしれません。

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

入居期間によって大きく変わる!?


家
長く住むなら毎月の家賃、短期間なら最初に払う一時金が安いほうがお得

実は、これまでにお話したことと大きく関係していることがあります。それは、「借りた賃貸物件にどのくらいの期間住む予定なのか」ということ。この長さによって、何を安くしてもらうことがお得なのか、変わってくるのです。

ある物件を借りたとします。2年間入居する場合には、1ヵ月分の賃料は 2年分の家賃の約4.2%に相当します。たとえば、10万円の家賃だと、4200円ほど。

※1ヵ月÷24ヵ月×100%=4.2%

10万円の家賃なら・・・?
※10万円÷(10万円×24ヵ月)×100=4.2%
10万円×4.2%=4200円

つまり、毎月4200円を2年間安くしてもらうのと賃料1ヵ月分を安くしてもらう(=礼金1ヵ月を値引く)のは同じ金額になるのです。

同じように考えると、入居期間が1年間の場合は約8.3%(1ヵ月÷12ヵ月×100=8.3%)、入居期間が3年間の場合には、約2.8%(1ヵ月÷36ヵ月×100=約2.8%)となります。1年間住む予定なら、家賃を8300円安くするのは礼金1ヵ月安くするのと同じ、3年間住む予定なら家賃を2800円安くするのと礼金1ヵ月が同じになるのです。

どのくらいの期間住む予定なのか、分かっている場合にはその長さを考慮して入居期間が短いなら、礼金を安くしてもらうほうがいいだろうし、入居期間が長いなら、家賃を安くしてもらうほうがいいと言えるでしょう。

>>>「礼金0、敷金0」物件には思わぬ落とし穴が!?
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