不動産広告の「仲介」「代理」ってなに?

取引態様とは? 

取引態様とは? 


不動産広告を見ていると、賃貸に限らず分譲でも「仲介」「代理」などの言葉が必ず明記されています。これって一体何のことなのか、ご存じですか?  

取引態様とは?

賃貸物件って誰からどうやって借りるのだと思いますか?

賃貸物件を持っているのは、いわゆる大家さんと呼ばれる人です。随分昔のことですが、部屋貸しを始めた時代は、口コミや「貸し部屋あります」などの貼り紙などをして入居者を募集していました。その後お互いのニーズをうまくマッチングさせる人が間に入った方がスムーズに部屋探しや部屋貸しができたことから、次第に中を取り持つ不動産仲介業が確立し制度も整っていきました。

そんな中で決められたのが「取引態様」です。

不動産の取引にはさまざまな形態が存在します。例えば、取引をする賃貸物件が自分のものである場合なら、それを借りたいという人を探して直接やり取りすれば、それは宅地建物取引業法(以下宅建業法)上は宅地建物取引業とはみなされず(宅建業法第2条2項)、宅建業法外となり宅建業法の規制外になります。したがって重要事項の説明等(宅建業第35条)は行われなくても法律違反にはなりません。
でも、中には自分ではうまく取引相手を探せないから、「入居者を探してくれない?」と不動産会社に頼る大家さんもいるわけです。

こういったケースに合わせて、不動産会社の「立場」を決めたのが「取引態様(とりひきたいよう)」と呼ばれるものです。
 

取引態様には3つある……貸主・代理・仲介

取引態様に定められているものは3つありますが、いずれも不動産会社が取引を行うときの「立場」を表わしていると思ってください。

・貸主・・・物件の所有者(個人のいわゆる大家さんや法人の場合もある)が直接部屋を貸したり、物件の所有者から転貸を目的として部屋を借りる場合など、賃貸物件を貸す立場にある人のこと。転貸を目的とした場合は、サブリース※と呼ばれる。

※サブリース・・・又貸し、転貸のこと。不動産賃貸においては、不動産会社が貸主の物件を丸ごと借り上げ、入居者募集から管理まですべてを引き受ける、転貸を目的とした一括借上(いっかつかりあげ)のことをサブリースということが多い。
 
  

・代理・・・「貸主の代理」という意味で、貸主に代わって賃貸する場合。貸主から代理権を得ると貸主と同じ立場になる
 
 

・仲介・・・もっとも多いのがこの立場。貸主(=大家さん)と借主(=入居者)の間に入って、物件を斡旋する場合のこと。仲介業者は、この物件斡旋業務をすることで仲介手数料をもらって収入を得ている
 
  

仲介と同じ意味合いで「媒介」と表現されることもあります。貸主と借主の間を取り持つことには変わりませんが、貸主からどのように物件を依頼されているかによって、「媒介」の種類が異なります。

「一般媒介(契約)」・・・貸主が複数の不動産会社に入居募集を依頼することができる(契約)。また、貸主が自分で入居者を見つけてもよい

「専任媒介(契約)」・・・貸主が入居募集を依頼することができる不動産会社は1社のみ。ただし、一般媒介と同様に貸主自身が入居者を見つけてもよい。契約期間は3ヵ月、更新は可能

「専属専任媒介(契約)」・・・専任媒介と同様に、貸主が入社募集を依頼することができる不動産会社は1社のみ。さらに、貸主自身が入居者を見つけることも禁じられている。契約期間は3ヵ月、更新は可能

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賃貸市場の物件はほとんどが仲介物件であり、貸主や代理物件はあまりありません。なぜなら、仲介物件であれば「仲介手数料」が発生するからです。

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