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仲介手数料の真実!100%借主負担はソン!?(2ページ目)

賃貸借契約を結ぶ時に必要な仲介手数料。これって、何のためのお金なのでしょうか?その意味を考えてみると、これから支払う時にも「何気なく」ではなくなるかもしれません。

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

仲介手数料1ヶ月分払うのは当然?


ここまできて「あれ?」と思いませんでしたか?部屋を借りるときの基礎知識などを読んでみると、「仲介手数料は1ヵ月分」と書いてあることがほとんど。それは昔、貸主側の売り手市場になった時代には、不動産会社が仲介する部屋を大家さんに任せてもらうため、大家さんに有利になるような計らいをしていたから。大家さんからは、仲介手数料をもらわず借主から1ヵ月分をもらうようにしていたのです。その名残が続いており、大家さんから仲介手数料をもらうことがあまりなかったのでした。

ところが、ここへきて情勢が変化しています。需要より供給が目立ち始め、空室に困り始めた大家さんたちが、「仲介手数料を半分出してもいいから、空室を埋めてほしい」と貸主の仲介手数料負担分を軽減している部屋も出てきています。

握手
借主と貸主の良好な関係を仲介してくれるための報酬が仲介料。気持ちよく借りるためのお金が必要です

仲介手数料とは、あくまでも貸主と借主のマッチングのための報酬。仲介することによって、メリットがあるのは貸主・借主どちらも同じことです。折半するのが筋な気もしますが、状況によってどちらかが負担することもあるというわけなのです。
「仲介手数料は1ヵ月分」――それがあたり前なのではありません。賃貸契約をするときに、折半にならないかどうか確認してみるといいでしょう。

【関連サイト】
・仲介手数料っていくら?
・仲介手数料がタダ?
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