総予算を元に、それぞれの費用を考えよう
自己資金と住宅ローンを合計した総予算が決まったら、物件価格・リノベーション費用・諸経費の振り分けを考えます。物件の条件、思い描いている空間などをバランス良く編集しましょう。リノベーションのコスト
デザインや内装工事のコストは当然ながら内容によって幅があります。スケルトン(古い内装・設備を全て撤去)からフルオーダーで作り込む場合の目安は800万円(50平米)~1,500万円(100平米)ですが、内容によって大きく変わってきますので、お気に入りの設計者・業者などに事前に相談することをおすすめします。特に、リノベーション費用も住宅ローンに頼る場合、早い段階で総コストを決定する必要がありますので要注意です。物件予算の決め方
総予算とおおよそのリノベーションコストが決まれば、自ずと「物件予算」が決まってきます。物件購入や住宅ローン利用には諸費用がかかりますのでこの分もお忘れなく。諸費用は物件の売買価格・評価額や借入額によって変動しますが、一般的には物件価格の約5~8%です。具体的な金額の算定は少々複雑ですので、不動産仲介の担当者に聞く方がスムーズです。予算と費用の関係図は上記の様になる。住宅ローンで諸経費やリノベーション費用を賄うことも可能。限度額内であれば自己資金ゼロで計画できることも |
また、ローン返済以外に管理費や修繕積立金などの共益費が発生します。共益費は物件の広さ・管理状況等の違いにより様々です。ネットの不動産情報などから目安を把握してくとよいでしょう。税金(固定資産税と都市計画税)も物件によって様々ですが、首都圏の古いマンションの場合は年間で10万円(50平米)~20万円(100平米)程度を見込んでおきましょう。
予算配分も決まり、いよいよ物件探し。しかし、その前に、意外と見過ごされている大事なポイントを 次のページで紹介します。