理想の住まい
理想の住まいは正しい下準備から
楽しいことずくめのリノベーション。とはいうものの、不動産購入+内装工事という大きな買い物には違いありません。本当に自分に合った住まいを実現するために、まず行うべきことは? 今回は実際に物件探しに出掛ける前の「下準備」についてご紹介します。

まずは、ひとくちに「リノベーション住宅」といっても、購入パターンが大きく分けて2つあることを知っておきましょう。

1.中古物件の購入後、自分の好みに内装をリノベーションする場合
2.売主があらかじめ手を入れた「リノベーション済物件」を購入する場合

今回は1を前提にした説明をします。ちなみに2の場合は単純に不動産を購入される場合となんら変わりがありません。

まずは先立つもの、資金計画から

「いきなりお金か!?」とお思いかもしれませんが、スムーズに事を運ぶために、予算計画を最初にはっきりさせることはとても大切です。物件予算があやふやですと、物件探しで路頭に迷う可能性が多々ありますし、リノベーション予算は得てして予定より膨らむものです。迷うことなくスマートで納得いく物件探しを行うためにも、嫌なお金の話は先に片付けることをおすすめします。まずは資金の目処をつけるところからはじめましょう。

私はいくら借りられる?

まずはじめに、物件購入とリノベーションにかけられる総予算を知る必要がありますが、つぎの2点をふまえて算定をします。

1.今、どれだけお金が用意できるのか=自己資金+融資限度額
2.今後、どれだけお金を使うのか=ローン返済+共益費+税金

融資限度額は住宅ローンから借入できる最大の額を指し、借り手の年収からおおよその額が決まります。ネット上のシミュレーション(住宅ローン借入限度額シミュレーション:東京三菱UFJ銀行)を利用して調べてみましょう。実際に試算してみるとわかりますが、限度額いっぱい借りてしまうと、返済額が大きすぎると感じる方が大多数だと思います。

例えば、税込年収700万円のAさんが住宅ローンを借りる場合、

(A)融資限度額の目安=4,600万円
(B)毎月返済額   =約17万4千円。

となります。

仮にAさんの手取り収入を月平均45万円とすると、収入の4割近くを住宅ローンにあてることになります。これに共益費や税金を足すと住宅にかかる出費が収入の4割を超えてしまいます。住宅費にあてる家計の割合はひとそれぞれですが、返済額・期間から融資額を逆算し、自分にあった総予算を決めましょう。

例えば、上記のAさんが毎月の返済を13万円に抑えたいとします。また、将来の買い換え損なども考慮して返済期間を25年で計画するとします。この場合、借入額の目安は2,800万円程度となります。

では、次のページでリノベーションや物件購入費用の目安についてご紹介します。