何かに取り憑かれてしまう憑依現象はどんな心の病気? |
取り憑かれた時、心に何が起こっている?
ぼーっとして、ふと我に返ったことはありませんか? その間、何を思い、考えていたか、よく思い出せないと思います。このような時が心理学的には、軽度ではありますが、心が解離している状態です。軽度の解離は疲れた時などによく見られる、ごく普通の現象ですが、心の解離が進んでしまうと、自己の意識、知覚、記憶にまとまりがなくなり、病的な現象が出現して来ます。何をしていたのか思い出すことができない空白の時間(解離性健忘)や本来の自分以外の人格(多重人格)が出てくることがあります。また、心が解離した時、以下のようなことが起きることもあります。・自己のアイデンティティが変化する
・普段は見られないような行動が見られる
・声の調子が変化する
・何かに操られているような奇妙な動作が見られる
・その時の記憶が欠けている
このような時、周囲の目には、あたかも何かが乗り移った、憑依現象として映ると思います。
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