目と鼻に出る花粉症の主な症状…目のかゆみ・鼻水
目のかゆみや鼻水などがつらい花粉症の症状。重症度の目安は?
花粉症の症状は咳や喉の痛み、倦怠感や頭が重く感じるなど様々ですが、多くの人が感じる不快な症状は目と鼻に多く現れます。
■花粉症による目の不快症状
- 目のかゆみ
- 結膜・目の充血
- 眼脂(めやに)
- 涙・涙目
- 目の異物感
- 目の痛み
- まぶたの腫れ
- 目が見えにくい(「花粉症の目の症状と対策法」参照)
■花粉症による鼻の不快症状
- くしゃみ
- 鼻水
- 鼻づまり
<目次>
花粉症症状の重症度の簡易チェック法
花粉症の重症度は病院で診断するのが最も正確ですが、アレルギー専門医として、代表的な症状の程度から重症度の目安を示します。目は自覚症状だけでは判断がつきにくく、実際の診察によって重症度を判断するため、ここではくしゃみや鼻水の程度などでの簡易チェック法をご紹介します。■軽症
□ くしゃみ 1~5回/日
□ 鼻汁 1~5回/日
□ 口呼吸は全くないが鼻づまりはある
□ 日常生活にはあまり支障はない
■中等症
□ くしゃみ 6~10回/日
□ 鼻汁 6~10回/日
どちらかを満たすか、下記の症状
□ 鼻閉が強く、口呼吸が1日のうちときどきあり
□ 日常生活は、手につかないほどではないが支障が出ている
■重症
□ くしゃみ 11~20回/日
□ 鼻汁 11~20回/日
どちらかを満たすか、下記の症状
□ 鼻閉が非常に強く、口呼吸が1日のうちかなりの時間あり
□ 日常生活は、手につかないほど苦しい
■最重症
□ くしゃみ 21回以上/日
□ 鼻汁 21回以上/日
どちらかを満たすか、下記の症状
□ 鼻閉が1日中完全にしまっている
□ 日常生活は、全くできない
詳しくは、「花粉症重症度チェック」をご覧ください。
花粉症と風邪の違い・見分け方
花粉症の症状は風邪と似ています。花粉症の多くは2月以降に症状が見られ、花粉飛散が3~4月のピークを迎える時期に症状が出現しますが、まだ寒い時期で風邪も多いため、見分け方が難しいかもしれません。もし、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどが花粉飛散時期に1~2ヶ月間も続くような場合は、花粉症を疑い検査を受けてみるのがよいでしょう。逆に2週間以内に症状がよくなれば、風邪と言えます。また、花粉症では発熱は少なく、副鼻腔炎を合併すると微熱になることがありますが、高熱は少ないと言えます。花粉症のメカニズムや原因、花粉飛散のピークについては「花粉症の原因と花粉の飛散カレンダー」を、花粉症の予防法や治療法については、「自分でできる花粉症対策」「花粉症の治療」をあわせてご覧下さい。