【第8回】アトピーと花粉症に続くシリーズとして、「花粉症」について説明しています。今回は、具体的な花粉症対策と治療方法について、ご説明します。
「花粉症」の症状は大きく
  • 目の症状(目のかゆみ・結膜の充血・涙)
  • 鼻の症状(くしゃみ・鼻水・鼻づまり)

に分けられます。それぞれ、どのような対策と治療が効果的なのでしょうか。


目の症状への対策・治療法

眼鏡をして、目につく花粉を減らします
まずは、花粉の侵入をブロックすることが重要です。
セルフケア
  • 眼鏡やゴーグルなど、花粉が目に入らないようにします
  • 花粉を洗い流す

治療は、点眼薬が中心です。内服薬も使用しますが、点眼薬の方が効果が高いです。
  • 抗ヒスタミン薬の点眼薬(ザジテン・リボスチン)

  • 抗アレルギー薬の点眼薬(インタール)
  • ステロイド薬の点眼薬(フルメトロン・リンデロン)

があります。


鼻の症状への対策・治療法

マスクをして、鼻に入る花粉をブロック!
鼻に入る花粉をブロックすることが重要です。オーソドックスな方法ですが、まずはマスクを使うことが有効です。

治療は、点鼻薬や内服薬を使用します。
点鼻薬は
  • 抗ヒスタミン薬の点鼻薬(ザジテン)

  • 抗アレルギー薬の点鼻薬(インタール)
  • ステロイド薬の点鼻薬(ベコナーゼ・アルデシン・リノコート・シナクリン・フルナーゼ)
  • 血管収縮薬(プリビナ・コールタイジン・ナーベル・ナシビン・トーク)

があります。内服薬は
  • くしゃみ・鼻水は、抗ヒスタミン薬
  • 鼻づまりは、ロイトリエン拮抗薬(オノン・シングレア・キプレス)

が有効と言われています。


薬物療法


内服薬は、アトピーの時の治療とあまり変わりませんので、内服薬を参考にしてください。
  • 症状の出る前から始める場合(予防・初期)→抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬

  • 症状が強くなった場合→経口ステロイド薬・ステロイド薬の点眼薬や点鼻薬・抗ヒスタミン薬
  • よくなったときの維持→抗アレルギー薬・ステロイド薬の点眼薬や点鼻薬・抗ヒスタミン薬



花粉症グッズ


上記のマスク、眼鏡以外に、空気清浄器なども有効です。家の中への花粉の侵入をブロックするためには、窓の開け閉め、帰宅前に衣服をはたいて花粉を落とすことも、花粉量を減らす有効な方法です。
以上は、アトピーに合併している「花粉症」のみの治療です。


次のページでは、花粉が原因で起こるアトピーの治療をご紹介します。