自分でできる睡眠時無呼吸症候群の対策法

気持ちよい朝を迎えるために、すぐできることがあります

気持ちよい朝を迎えるために、すぐできることがあります

「睡眠時無呼吸症候群かな?」と思ったら、病院へ行く前に自分でできることから試してみましょう。

■ 横向きやうつ伏せで寝る
眠っている間に舌の筋肉が緩んで、舌が喉に落ち込むと、空気の通り道である気道が狭まり、無呼吸が起こります。首や背中が痛くならないよう抱き枕やクッションなどで寝やすい姿勢を工夫し、横向きやうつ伏せで寝ると、舌が落ち込みにくくなり、無呼吸状態を防げます。

■ アルコールを控える
飲酒した時だけ大きなイビキをかく人がいます。二日酔いで顔がむくむのと同様に、喉がアルコールでむくんで気道が狭くなり、息が苦しくなってしまうためです。実は私もこのタイプなので、お酒を飲んだ夜は家族に迷惑と心配をかけないため、横向きで眠るように心がけています。

■ 体重を減らす
欧米人に比べ、日本人は生まれつき顎が小さく、気道が狭くなりやすい体形をしています。そのため、喉に少しでも脂肪がつくと、気道がさらに狭くなって無呼吸発作を起こしやすくなります。

マウスピースを使う
口の中に入れる装具を使うと、下顎を5~10mm前に出して気道を広げることができます。専門の医療機関や歯科医院でも作れますが、簡単なものならネットショップでも買うことができます。

改善が難しい場合は、専門の医療機関で治療を

睡眠時無呼吸症候群の標準的な治療法です

睡眠時無呼吸症候群の標準的な治療法のnCPAP。確かな効果で評価が高い

眠るときの姿勢の工夫や減量、手軽なグッズを使うなどしても睡眠時無呼吸症候群の状態が良くならない場合は、きちんと睡眠障害の専門医の診察と治療を受けましょう。

■ 経鼻的持続陽圧呼吸療法(nCPAP)
鼻に付けたマスクから圧力をかけた空気を送り込むことで、気道の閉塞を予防するもの。終夜睡眠ポリグラフ検査で、無呼吸や低呼吸が1時間に20回以上あり、日中の眠気が強く、頭痛などの自覚症状がある人は健康保険が適応されます。見た目は大変そうですが効果は抜群で、多くの患者さんから「本当に気持ちよく眠れるようになった」という喜びの声を聞く治療法です。

■ 口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)
口蓋垂(のどちんこ)や口蓋扁桃(いわゆる扁桃腺)が大きすぎる人に行われる手術。この手術と次の2つの手術は、主に耳鼻咽喉科で行われています。

口蓋扁桃摘出術
いわゆる扁桃腺が大きくて、気道を塞いでいる人に行われる手術。

鼻の手術
鼻詰りが無呼吸の原因である場合は、鼻茸切除術や鼻中隔矯正術、下甲介切除術などが行われます。

■ 顔の骨の手術
顎の骨が小さくて気道が狭い場合に、下顎前方移動術やオトガイ結節移動術、上顎下顎前方移動術などが行われます。手術は歯科口腔外科などで行われています。

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