痔になりやすい生活習慣を見直しましょう。 |
今回は、痔の対策として、すぐに実践できること、そして、シリーズ2回目からの続編【どうする?私の痔になりやすいライフスタイル 後編】をご紹介しましょう。
第1回 腰にも悪影響?人には言えないお尻の病
第2回 これは避けたい!腰痛の次は痔になる!?
第3回 お尻に注目!さっそく今日からお尻ケア
やってみよう!痔の予防
和式トイレの場合、洗浄器が無いので携帯用グッズを用意しましょう。 |
お尻、洗っていますか?
痔の症状を悪化させないために、とても大切なことは、お尻を清潔に保つということです。不潔にしておくと、痔を刺激してしまいます。肛門にはシワが多いため、トイレットペーパーで拭くだけでは、なかなかキレイになりません。キレイにするには、「水分」がポイントです。自宅や出先のトイレに洗浄器がついていて、お尻をシャワーで洗い流すことができれば良いのですが、無い場合は、携帯用の洗浄綿やお尻用の洗浄液を持っていると便利です。お尻をキレイに保つことが出来なかった場合は、肛門がかゆくなるかもしれません。(痔の状態により、洗浄器からのシャワーがしみて痛く感じられることもあります。)便には雑菌が多いので、日頃からお尻はキレイにしておきましょう。
他人には知られずに、お尻のエクボ体操
とても簡単で、他人にも気付かれずに出来る肛門のための痔予防体操です。肛門の筋肉も鍛えることが出来ますが、即座に強化できるわけではないので、毎日コツコツ行う必要があります。まず、肛門を締めるように力を入れ5秒間維持します。そして、力を抜き5秒間肛門を緩めます。これ排便後、またはトイレでいきんだ後に10回ほど行います。あとは、1日のうちで、数回×肛門締め約10回をやってみましょう。
お風呂の効果は幅広い!
ゆっくりお風呂に入ることは、お尻のためにも腰のためにも必要です。 |
体が冷えてしまった時、疲労を感じる時、リラックスして血行を回復させたい時は、ぬるめのお湯で20分くらいつかると効果的です。38度~40度くらいのお湯につかると、血管を広げる副交感神経が働くため、筋肉の硬くなった部分の血行が良くなり、無意識に入っていた体の力も抜けるようになります。
お尻にやさしい食事とは?
お尻にやさしい食事とは、便秘になりにくく、肛門の負担を減らすことに役立つものです。まず便秘になると、いきむことでの肛門への負担、そして硬い便が通る際の肛門への負担があります。便秘予防のためには、食物繊維と水分をしっかりと摂り、便の量を増やさなくてはなりません。下痢も肛門を通過する早さにより負担がかかりますので、ヨーグルトなどの乳酸菌を摂ったりビフィズス菌、オリゴ糖などで良い腸内環境が保てるようにしましょう。また、ビタミンの摂取も血行や肛門の粘膜を正常に保つために必要です。>>次のページでは、ライフスタイルから、なぜ痔、腰痛になりやすいのかを確認できる、シリーズ2回目からの続編【どうする?私の痔になりやすいライフスタイル 後編】です!>>