腰痛/腰痛の原因・しくみ・腰痛に潜む病気

子どもの学力低下は、悪い姿勢が原因?

子供の悪い姿勢が気になるという、ご両親の声を多く聞きます。子供の悪い姿勢は、肩こりや腰痛につながる他に、学力の低下につながるとも言われています。あなたのお子さんは、疲れた背中をしていませんか?

檜垣 暁子

執筆者:檜垣 暁子

カイロプラクティック理学士 / 肩こり・腰痛ガイド

こども
お子さんの姿勢は気になりますか?
疲労が蓄積された大人のような背中になっている子どもが、最近は増えたように思えます。「子供の姿勢が悪く、とても気になる。」「ウチの子は小学生なのに肩こりがある。」という声も多く聞かれます。

もはや、肩こり、腰痛は大人だけの悩みではなくなっているようです。あなたのお子さんは、いかがでしょうか? 何か目につく体の変化はありませんか?

今回は、子どもの気になる姿勢が及ぼす、体への影響についてお話しましょう。子どもの成長に関わる重要なポイントです。



 
<CONTENTS>
 
  • 子どもの学力に影響する姿勢とは?-p.1
  • うちの子は大丈夫? 気になる姿勢3つの場面-p.1
  • これは大変! お子さんに忍び寄る体の変化-p.2
  • 子どもの姿勢、どうすればいいの?-p.2
     



    子どもの学力に影響する姿勢とは?

    ゲームの姿勢
    お子さんのゲームをする姿勢はいかがでしょうか?猫背になっていませんか?
    ご家庭でのお子さんの姿勢はいかがでしょうか? ご両親が仕事や家事などで忙しいと、お子さんの様子をじっくり見るということは、なかなか出来ないかもしれません。しかし、大人同様に悪い姿勢は心身へ影響を及ぼしかねません。

    悪い姿勢は、その習慣化された年月とストレスなどによって、ある日肩こりや腰痛、頭痛といった症状を出してしまうことは、大人なら多少経験があると思います。子供の頃から悪い姿勢が身についてしまうと、大人が感じるような肩こりや腰痛などに早い時期から悩まされることになる可能性もあるのです。

    さらに重要なことは、成人に至るまでの成長にも影響を与える可能性があるということです。身体の機能の他にも、集中力が欠けることによる学力低下も心配です。子どもの頃の過ごし方で、後々つらい思いをすることは避けたいものです。1日中じっと子供を見ているわけにはいかないと思いますので、下記の場面でお子さんの様子をチェックしてみてください。


    うちの子は大丈夫? 気になる姿勢3つの場面

    子供の遊びは、昔に比べ、子どもの遊びも変わってきています。それに伴う身体への影響も深刻です。食生活や運動不足も加わり、筋肉やバランス感覚の発達の遅れ、肥満傾向、視力の低下など、親の不安も尽きないでしょう。

    外で全身を動かして遊ぶ機会が減ってしまった分、昔以上にテレビやゲーム、自宅や塾での机に向かう姿勢が、子どもの成長に悪影響を及ぼす心配が出てきます。


    ■気になる姿勢3つの場面

    ●テレビを見るとき(テレビゲーム含む)
  • 背中が丸くなっている、いわゆる猫背の姿勢
  • 横に寝転がって見ている 
  • 画面のすぐ近くで見ている
  • イスの向きとテレビの位置が合わず、体をねじって見ている
  • 画面の位置が高いため、顎が前に突き出た姿勢になっている

    ●ゲームをするとき 
  • イスやソファーに浅く座り、後ろにもたれかかっている
  • 小さなゲームを真剣に覗き込んでいる 
  • 床に寝そべってゲームをしている

    ●勉強をするとき  
  • ノートをとる時など、体と首を横に傾けた姿勢になっている
  • イスの上で、あぐらや足を崩した姿勢で座っている
  • 頭を下げすぎて、猫背が強調されている
  • 頬杖をついたり、机にうつ伏せたりしている


>>次のページでは、姿勢が悪くなることで、お子さんに忍び寄る症状を、もう少し詳しくみていきましょう!>>>
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