飲酒・アルコール/適度なお酒の量・アルコール分解スピード

脱・悪酔い! 上手に疲れを取るお酒の飲み方(2ページ目)

「酒は百薬の長」といわれる通り、適量を飲めば体によいことが知られています。しかし、飲みすぎると逆に疲労感を増大させてしまいます。疲れを溜めないお酒の飲み方をご紹介します。

執筆者:吉鶴 亜紀子


なぜ起こる? 吐気や二日酔い

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お酒は脳を麻痺状態にさせる。飲みすぎると危険!
飲みすぎて、吐き気を催したりすることがあります。なぜ、そのようなことが起こるのでしょうか?

■空腹で大量に飲むと…?
空腹でお酒を飲むと酔いが回ってしまうことはよく知られています。これは、前ページで説明した低血糖が進むためです。そうなると、エネルギーをブドウ糖のみに依存している脳細胞がダメージを受けてしまい、脳がその機能を果たせず、めまいや吐気、嘔吐が引き起こされるのです。ここで大切なことは、脳細胞ではいったん細胞が死ぬと、ほとんど再生しないということ。つまり、悪酔いして嘔吐したときには、脳細胞は不可逆的なダメージを受けているのです!


■二日酔いの原因! アセトアルデヒド
アルコールを代謝する過程で生じるアセトアルデヒド。これには強い毒性があり、赤面、動機、吐気などを生じてしまいます。アルコールを大量に飲み続けると、肝臓が低酸素状態となり、肝細胞の壊死が起こり、肝障害を起こすことがあります。また、アセドアルデヒドの毒性に加え、アルコールにより脱水も進んでしまうので、次の日に吐気や頭痛などを引き起こしてしまうのです。

お酒は飲みすぎると、次の日の疲労感を増大させてしまうのです。

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