「酒は百薬の長」といわれる通り、適量を飲めば体によいことが知られています。しかし、飲みすぎると逆に疲労感を増大させてしまいます。では、どのような飲み方が疲れを溜めないのでしょうか?
参考:「疲労の科学」酒と疲労回復 古谷榮助氏/大阪医科大学科学教室

お酒は疲労回復効果あり

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お酒を飲んだときに食べ過ぎてしまうことはありませんか?
まず、お酒にはどのような作用があるのかを見てみましょう。

■食欲を増進させる効果
1合のアルコールを摂取し、血中からアルコールが消失するには4時間かかるといわれています。その間、肝臓で利用される酵素はすべて、アルコールを代謝するために使用されます。そのため血糖値が低下します。

人の体は血糖値が下がれば、空腹感を感じ、食欲がわいてきます。精神的ストレスを受けている場合は、アドレナリン分泌により血糖値が上昇して空腹を感じないことがあります。そのようなときにも、アルコールを飲めば血糖値が低下し、食欲がわいてくるのです。飲んだ後にラーメンを食べたくなるのも、血糖値が下がることが関係しているのですね。

■麻酔効果でストレス解消?
アルコールは麻酔作用を持っています。大脳が麻酔されると、理性による抑制が解けます。いつもよりお喋りになったり、自制心が低下したりすることにより、ストレス解消になるのです。このようになるには、大体、成人でビール1~2本といわれています。しかし、ストレス解消になるには、その場の雰囲気も重要。強い怒りや恨みがある場合は、抑制がとれ怒りが抑制できなくなってしまうことがあります。