ストレス/ストレスフリーの思考術

メールに頼りすぎて会話力が落ちてない?

最近、コミュニケーションがメールばかりになっていませんか? 電話、対面での会話なども意識的に使っていかないと、会話力が落ちてしまいます。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

ちょっとした質問もメールで済ませていませんか?

何でもメールで済ませてない?
メールばかりで電話や対話が少なくなっていませんか?
仕事やプライベートでの情報の伝達は、今やメールが主体となりました。

私の場合も、仕事依頼の9割はパソコンメールです。メールは内容が正確に伝わり記録に残るため、とても便利ですよね。プライベートでも相手の時間を邪魔しないよう、ほとんど携帯メールを利用しています。お互いに都合のいい時間帯に送受信できるため、これまた便利です。

しかし便利すぎて、意外に大切なことを忘れかけているような気もします。

メールを使うようになってから、「会話」の機会が激減したと感じませんか?たとえば、以下のようなことでもすべてメールで済ませていませんか?

・ちょっと聞けばわかるような質問もメールだけ
・お願いしたいことや謝罪もメールだけ
・初めて仕事を依頼する相手なのにメールだけ
・長々とした相談事、苦情もメールだけ


メールで会話下手になるわけ

電話じゃなければダメなこともある!
電話じゃなければダメなこともある!
実際、私もここ数年ほとんどメールに頼っているため、たまに電話をしなければならないときには、とても緊張します。「相手が出なかったら嫌だな」「留守電メッセージになんて入れたらいいんだろう」など、ドキドキしながら受話器を握りしめています。仕事だけでなく、プライベートでもそうです。

パソコンや携帯メールが普及していなかった90年代初頭頃までは、電話は結構“使い甲斐”のあるコミュニケーションツールでした。

疲れて帰ってきた夜に、気の許せる人の声を聞くだけで、少し気持ちが和んだり。また、仕事の電話はかけるまではドキドキしましたが、口頭だと“ニュアンス”的な部分が伝わり「やっぱり話してよかった」と思えたものです。


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