1日24時間のうち、1/3~1/4を占める睡眠時間

枕

枕選びは楽しいですが、枕難民にならないように。正しい枕の調節方法を学びましょう

多くの人が毎晩使用している「枕」。あまり意識しないかもしれませんが、毎日、長時間使用する枕は、フィットしていないと、肩こりや腰痛などの身体の不調に繋がったり、睡眠不足を招いたりする恐れがあります。しかし、自分にぴったり合う理想の枕を見つけるのは、結構難しいものです。今回は、枕の基本要素である高さ、素材、形状のうち、もっとも大切な高さ」について解説します。 

肩こり、腰痛、いびき、首が痛い…枕が起こす身体の不調

枕は、高すぎても低すぎても、身体の調子を悪くします。枕が高すぎると、首や肩の筋肉に負担がかかり、のども圧迫されてしまいます。そのため、目覚めたときに首の痛みや肩こりを感じたり、眠っている間にイビキをかいたりします。首や肩の痛み、腕や手指のしびれがある方は、頸椎(くび)の症状一覧をご参照下さい。

さらに、高すぎる枕を使うと、仰向けの姿勢がつらくなるので、横向きの姿勢が増えます。「横向きでないと眠られない」 という人は、もしかすると、枕の高さが合っていないのかもしれません。試しに枕を少し低くして、寝心地を確かめみてください。

健康な人の首の骨は、横から見ると 「C」 字状にカーブしています。ところが枕が低すぎると、首の骨の自然なカーブがなくなり、首の痛みや肩こりが起こります。また、頭が心臓より低い位置になるので、頭や顔の血液の循環が悪くなります。そのため、朝に顔がむくみやすくなります。

寝姿にも、チェックポイントがあります。枕を使用しているのにも関わらず、自分の手を頭の下に入れて寝ているようならば、それは枕が低すぎるためです。また、枕を二つ折りにしたり、立てて使ったりするのも、枕が低いからです。一方、知らないうちに枕をはずしてしまうのは、枕が高すぎて眠りづらい証拠です。枕と睡眠の関係については、「枕が変わると眠れない!旅先でグッスリ眠るには」も併せてご覧下さい。

次ページでは、仰向けで行う枕の高さ調節法をご紹介します。