不眠症のデザイナーが開発
光を目で追っていると、いつの間にか眠ります
実は、ライトスリーパーを開発した商品デザイナー自身が、不眠症に悩んだことがありました。睡眠薬などに頼らず、なるべく体に負担がかからない方法で眠りたいと考えた結果、ゆっくりと動く光を眺めていると寝つきが良くなることを見つけました。
使い方は簡単。寝室の枕元にライトスリーパーを置いて、部屋を暗くしたらスイッチを入れて、光をただ眺めるだけ。ゆっくりと円を描いて動く柔らかな光を見ていると、心の緊張が解けて自然と眠りやすい状態になります。静かなのでベッドパートナーの邪魔をせず、30分で電源が切れるのでエコでもあります。小型軽量ですから持ち運びや収納が簡単で、副作用がないので毎日でも使えます。
どうして、ライトスリーパーで眠くなるのでしょうか? 詳しいメカニズムはまだ分かっていませんが、ゆっくり動く光をボ~っと眺めていると、眠るために大切なリラックスした気分になれるからだろう、と考えられています。また、意識的に光を目で追うことで、悩み事などを考えにくくなることも関係していそうです。さらに、私たちは眠りに落ちるときにゆっくりと目を動かしているのですが、その状態を作り出すためかもしれません。