睡眠/快眠アイテム・グッズ・目覚まし時計

天井を回る光が眠りを誘う「ライトスリーパー」

天井を回る光を眺めるだけで寝つきが良くなる…。不眠に悩んでいたデザイナーが開発した「ライトスリーパー」は、とてもユニークでかわいい睡眠促進グッズです。マスコミでも取り上げられて大注目の「ライトスリーパー」を、ご紹介します。

坪田 聡

坪田 聡

睡眠 ガイド

医師

日本医師会、日本睡眠学会所属。ビジネス・コーチと医師という2つの仕事を活かし、行動計画と医学・生理学の両面から、あなたの睡眠の質の向上に役立つ情報をお届けします。快眠グッズや気になる研究発表など、睡眠に関連する最新情報も豊富にご紹介します。

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不眠症のデザイナーが開発

光を目で追っていると、いつの間にか眠ります

光を目で追っていると、いつの間にか眠ります

白い卵がお皿の上をゆっくり回り、卵から出た光が天井を回る……。「ライトスリーパー」は、ちょっと変わった睡眠促進グッズですが、実力派です。イギリスで50人に行ったモニターテストでは、78%の人に効果があったことが確認されています。

実は、ライトスリーパーを開発した商品デザイナー自身が、不眠症に悩んだことがありました。睡眠薬などに頼らず、なるべく体に負担がかからない方法で眠りたいと考えた結果、ゆっくりと動く光を眺めていると寝つきが良くなることを見つけました。

使い方は簡単。寝室の枕元にライトスリーパーを置いて、部屋を暗くしたらスイッチを入れて、光をただ眺めるだけ。ゆっくりと円を描いて動く柔らかな光を見ていると、心の緊張が解けて自然と眠りやすい状態になります。静かなのでベッドパートナーの邪魔をせず、30分で電源が切れるのでエコでもあります。小型軽量ですから持ち運びや収納が簡単で、副作用がないので毎日でも使えます。

どうして、ライトスリーパーで眠くなるのでしょうか? 詳しいメカニズムはまだ分かっていませんが、ゆっくり動く光をボ~っと眺めていると、眠るために大切なリラックスした気分になれるからだろう、と考えられています。また、意識的に光を目で追うことで、悩み事などを考えにくくなることも関係していそうです。さらに、私たちは眠りに落ちるときにゆっくりと目を動かしているのですが、その状態を作り出すためかもしれません。


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