質の高い睡眠とは
睡眠は本能とはいえ、少しの工夫でグレードアップできます
寝床に入ってから15分以内に眠りに落ち、夜中はグッスリ眠り、夜中に少し目が覚めてしまうのも一晩に1回程度。朝は気持ちよく目覚め、前の日の疲れがすっかり取れていれば、質の高い睡眠がとれているといえます。
日本人の平均睡眠時間は7時間15分……50年間で1時間減少
一方で、ライフスタイルの変化やストレスの増加などにより、睡眠時間が少しずつ削られてきています。2015年に行われた国民生活時間調査では、日本人全体の平均睡眠時間は、平日が7時間15分、土曜が7時間42分、日曜が8時間3分でした。日本ではこの50年の間に、1時間も睡眠時間が減ったことになります。また、睡眠時間の変化とともに、眠れない人や日中に強い眠気を感じる人が増えています。全国の成人を対象とした調査では、不眠症状がある人は、全体の21%に達していました。また、日中に強い眠気を感じている人は、15%もいました。
「最近、よく眠れないなあ」という人はもちろん、今以上によい睡眠をとりたい方は、睡眠や快眠の基礎知識をしっかり押さえて、気持ちのよい毎日を過ごしてください。
不眠の経済損失は年間3兆円!? 学ぶべき快眠するための知識
睡眠のメカニズムをきちんと理解して、自分にあった睡眠のパターンを作ると、毎日の生活の質がより良くなります。さらに、不眠によって生じる経済的損失は、日本全体で年間3兆円ほどと言われています。1人あたり3万円が毎年返ってくると思えば、睡眠のメカニズムについてしっかりと学び、上手に快眠するコツについて知っておくことは、決して無駄でははずです。▼睡眠・快眠の基礎知識
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ではまずは睡眠の仕組みから、しっかりチェックしてみましょう。
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