肌の美しさは健康から
ニキビやカサつき、シミ、シワなどの肌のトラブル。食生活との関係も無視できません
美しい肌は、健康な肌とも言えます。特に肌に限ってというよりも、体そのものが健康でいられるような食生活をおくることが肝心です。また体を構成する、さらに体の機能がうまく働くために必要な栄養が不足すると、健康な肌は作れません。健康的な肌を維持するための食生活の基本は・・・
偏食せずに幅広い食品から様々な栄養をとる
偏食したり、ダイエットのしすぎで栄養不足になると、たとえスタイルはよくても肌がカサカサになったりします。お肌の健康に関わる栄養素と言えば、まずタンパク質。肌はもちろん、筋肉や臓器等私たちの体を構成しているものなので、不足すると肌荒れの原因になります。またビタミンAやビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛等のミネラルも不足すると、新陳代謝が低下します。
こうした栄養成分は、たとえばビタミンEをビタミンAやビタミンCとともにとることで効果的に働くため、幅広い食品からさまざまな栄養を食べることが大切なのです。
できるだけ規則正しいリズムで食事する
朝食を抜いたり、あるいは遅い時間に暴飲暴食を繰り返すと、リズムが狂って便秘の原因となりますし、ダイエットで極端に食べる量が少なくても、便秘になることがあります。便秘と肌荒れの関係は、科学的に検証されていませんが、便秘が改善するとにきびや吹き出物が改善するという実験結果等もあり、関係があるのではないかと示唆されています。
肌だけに限らず、腸内環境は免疫機能にも関わる等、体全体の健康のためにも便秘にはならないように心がけることは意味があります。
体質的に便秘になりやすい人もいますので、便秘の予防・改善をサポートする食事は、こちらをご参考に。
また基本的な栄養バランスについては、こちらをご参考になさってください。
思春期のニキビと大人のニキビは違う
思春期のにきびは、皮脂分泌が過剰になりやすいため、皮脂や核質が毛穴に詰まって起こります。大人のニキビは、肌の新陳代謝が悪くなることで、やはり皮脂や角質が毛穴に詰まりニキビができるのです。その新陳代謝が悪くなる原因は、睡眠不足やストレスなどがあげられます。ですから「私はオイリー肌ではないからニキビの心配はない」と安心はしていられません。また黄体ホルモンの影響で皮脂分泌が盛んになり、生理前には、ニキビができやすくなることもあります。
例えば特定のものを食べればにきびが治る、とか、○○を食べるとニキビが出る、というような話はよく耳にしますが、食事はにきびとは科学的には関連性はないと考えらています。
とはいえ健康な肌のためには健康な体作りが前提です。日頃から油っぽい食べ物ばかりとっていると、皮脂の分泌を促進します。またビタミンB群が不足すると、代謝が悪くなります。忙しくてついつい食事が不規則で、ついつい揚げ物や油脂の多いスイーツやスナック菓子ばかりつまんでしまう、という方は注意してください。