近年健康と環境にも配慮した食生活として、マクロビオティックやベジタリアンなどの動物性食品を控えた食事法が注目されています。今回は、これらの食事法について、メリットや実践の際の注意点などをご紹介します。

マクロビオティックとは何か

日本では「正食」とも呼ばれる「マクロビオティック」は、MACRO(大きな)・BIO(生命の)・TIQUE(術)という言葉をつないだもので、「生命を大きな観点から捕らえた健康法」という意味になります。

「マクロビオティック」は、日本に古くから伝わる食養生と、東洋思想のベースとなる「易」の原理を組み合わせた「玄米菜食」という自然に則した食事法です。すべての健康な肉体と精神、病気は食べ物と環境からくるものであり、現代人の多くが病んでいるのは、食の過ちによるという考え方で、体をつくる食を正し、健全な心で平和な世界を作ろうという思想を世界に広めています。

「マクロビオティック」は、穀類や野菜、海藻を中心に、タンパク源は魚介類と大豆製品などをとり、飲み物はコーヒー、アルコールは避けて刺激の弱いお茶を飲み、食材や調味料は、有機農産物、天然醸造のものを使います。また食べ物を陰陽(カラダを冷やすものと温めるもの)で判断して、調和をとって食べるのが特徴的です。「マクロビオティック」の具体的な食事法などは、こちらにまとめていますので、ご参考になさってください。

特に近年のブームは、日本生まれのマクロビオティックが、アメリカから逆輸入されマドンナなど著名人が実践されていることが知られ、またLOHASブームで日本でもますます関心が高まっています。

ベジタリアンとは何か

ベジタリアン (VEGETARIAN) という言葉は、「健全な、新鮮な、元気のある」という意味のラテン語 「vegetus」に由来しています。

ベジタリアンとなる理由は、自分の健康のため、動物愛護や環境問題に配慮するため、宗教上の不殺生の教義を守ためなどがあり、マクロビオティック同様に、自分の生きるスタイルが食事の選択につながっていると言えます。

ベジタリアンは、一般的に「動物性食品を避け、穀類や豆類、種実類、野菜、果物などの植物性食品を中心とする食事をする」のですが、まったく植物性のものしか食べないタイプ、乳製品は食べる、魚介類は食べるなど、あるいは地域性等により、ベジタリアンにもいくつかのタイプがあります。詳しくは、こちらをご覧ください