この陳皮は我が家特製。よく皮を洗ってこの冬に天日で1~2週間ほど干したもの。古ければ古いほど、陳皮の値段は高いとか! (陳=古いの意味) |
ベスト1 「ミカンの皮」
ちょっと待って、これって漢方なの? ハイ、そうです。ミカンの皮もれっきとした「陳皮」(ちんぴ)という生薬なのです!同じ柑橘系のダイダイは、中国の有名な薬物書である『本草綱目』(ほんぞうこうもく)に「吐き気をとめ、酒毒を解く」と書かれるほどで、このみかんの皮も同じように二日酔いの胸苦しい感じや、腹部の膨満感をとり、弱った胃腸の機能を助ける働きがあるのです。
主成分としては、ビタミンPと呼ばれるヘスペリジン。ポリフェノールの一種で、毛細血管を強化したり、血流を良くする効果があるのです。しかもこのヘスペリジンはミカンの中身より、皮や白いスジ、袋の部分に多くあるので、見捨てないで欲しい部分です。
この冬はミカンを買ったらスジごと食べ、皮はお日様に当てて乾燥させて、お茶にして飲むようにしましょう。ミカンなら手に入りやすさ&コストパフォーマンスにおいても、ナンバーワンではないでしょうか?
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