第4位は「心筋梗塞など、心臓の病気」魚を食べよう!<読者の皆様のコメント>高血圧、高コレステロール、高脂血、肥満等の現実から。(男57 神奈川県) 過労気味。(男53 奈良県) 仕事柄、食事が不規則で早朝5時から深夜2時位まで勤務しており、ストレスも多い為。(男43 北海道)<対策法>脳卒中と同じで、糖尿病、喫煙、高血圧が心筋梗塞の危険因子です。対策はまずは禁煙。他に、高コレステロール血症は確かに心筋梗塞の危険因子ですが、日常の生活習慣だけではコレステロールを大幅に下げることは困難です。逆に、いわゆる善玉コレステロールのHDLコレステロールを高く維持することが大切です。魚をよく食べることにより、HDLコレステロールが上昇することが確認されています。また、有酸素運動もHDLコレステロールを上昇させます。ぜひ実践してみましょう。第5位は「肝硬変など、肝臓の病気」<読者の皆様のコメント>お酒が大好き、ストレス…防ぎようがない!(男41 神奈川県)先日の健康診断ですでに再検査との通知が…(男29 長野県)酒がやめられない。仕事が忙しくなるほど、酒の量が増えるから。(男32 東京都)<対策法>肝臓病だと飲酒が原因と考えがちですが、癌の予防にある肝炎ウイルスに感染しているかどうかが、将来、肝硬変・肝癌になるかどうかの一番の分かれ目。肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、血液検査で調べることが可能です。とは言え、肝炎ウイルスに感染していないし、飲酒暦もない人は肝臓病とは無縁と考えがちですね。しかし、女性、肥満、糖尿病、高脂血症が危険因子の非アルコール性脂肪性肝炎という病気があります。通常の脂肪肝と異なり、肝硬変に進行するので問題の疾患です。残念ながら大規模な調査がないので日本での実態はまだ不明です。第6位は「痛風」<読者の皆様のコメント>とにかく旨いものが好きです。燃費が良いせいか、いくら食べても太らず、体脂肪率も標準以下。けれども尿酸値は高いようで、いずれ通風になるのかと。水分を多めに摂ったりしていますが、焼け石に水でしょうかね。(男41 東京都) プリン体食品(ビール、ウニ、いくら、お肉など)大好きだから(涙)。(男30 千葉県)ビールを飲みすぎているので…。 女性はあんまりかからない病気だというけれど、ちょっと心配です。 でも、帰宅後のビールは止められない…。(女30 群馬県)<対策法>痛風は男性の病気です。痛風発作を予防するには尿酸値をあげる行動を避けること。尿酸の元になる物質は体の中に大量にあります。実は生命活動に必要なATP中のアデニンは重要な物質ですが尿酸の元となる物質なのです。激しい運動をした場合は、このアデニンからの尿酸の生成により短時間で血中の尿酸値が上昇します。運動後のビールは美味しいものですが、ビール会社も認めているように、ビールも短時間で尿酸値を上昇させます。健診で尿酸値が高めと言われた人は運動後のビールは控えることをお薦めします。第7位は「骨粗鬆症」<読者の皆様のコメント>とにかく自覚できるぐらい運動不足です。若いときにも特別スポーツをしていなかったし、食生活も強烈に意識してはいないので、きっとまず骨から弱りそう…。(女31 石川県) 30代の検診で間違いなく「なる」と言われた。が、努力してカルシウムを取るよう心掛けたら、49歳の今心配いらないといわれるようになった。(女49 石川県) <対策法>痛風が男性の病気であるのに対して骨粗鬆症は女性に多い病気です。更年期以降の女性にとって骨粗鬆症は女性ホルモンの減少に伴う避けにくい一種の老化現象ともいえます。もちろん、骨の主成分のカルシウムを摂取することが一番の予防策。>>次のページは、第8位~10位を紹介します>>前のページへ1234次のページへ