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日本の医療費は高いの?安いの?

医療に関する問題に対して基本的なご質問にいくつかお答えします。「日本の医療費は高いの?安いの?」についてお送りします。

山田 恵子

執筆者:山田 恵子

医師 / 女性の健康ガイド

最近、医療に関する問題がマスコミをにぎわしていますが、シリーズでそのなかの基本的なご質問にいくつかお答えします。
今回は「日本の医療費は高いの?安いの?」についてお送りします。




医療費が高いか安いかってどうやって考えるの?

医療費って、漠然としすぎててなんだかよく分からない…
医療費って、漠然としすぎててなんだかよく分からない…
医療費とは、ものすごく大雑把に考えると、日本の国内で医療に使われているお金のこと。そして、日本の国民医療費は33兆円(2006年)。でも、この33兆円っていうお金、あまりに大きすぎて高いのか安いのか良く分からないですよね。

というわけで、一般的には医療費は、その国の国民総生産(GDP)のうち、どれくらいの比率なのか(対GDP比生産)という観点から考えることが一般的です。日本の医療費は現在これが大体8%くらい(OECDヘルスデータ2006)です。

さて、ではこの数字は高いのでしょうか、安いのでしょうか?

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