進化してきた間取り
全戸角部屋3面採光を実現した、ヒューマンスクエア武蔵浦和ツインの外観 |
昨年発表されたヒューマンスクエア武蔵浦和ツイン(ヒューマンランド JR埼京線武蔵浦和駅徒歩10分 32戸)は、PRC(プレストレストコンクリート造)構法を梁の一部に採用した、壁式ラーメン構造のマンションです。柱型が無く、梁型も少ないこの物件は、有田焼きタイルのシックなフォルムの2棟構成の9階建て。全戸角部屋・2戸1エレベーター・ワイドスパンといった高い居住性と、強度の高いコンクリート使用などで耐久性を併せ持つマンションです。この物件を例に挙げて、今後のマンションの可能性について解説しましょう。
高い居住性の間取りを実現
通風採光のみならず、収納力、動線設計も練られたプラン(ヒューマンスクエア武蔵浦和ツインのAタイプの間取り 89.10m2) |
プランの特徴を挙げていくと
バルコニーとキッチンの間にユーティリティーテラスを設置。主婦にとって使い勝手の良い家事動線を実現 |
■全戸キッチン横にユーティリティーテラス(スロップシンクや洗濯機置場を設置したユーティティースペース)さらにバルコニーへと続く→家事動線に配慮し使い勝手の良いプラン
■全戸ポーチ・トランクルーム付き→独立性が高くプライバシーの配慮がされている
■柱型が無くすっきりしたリビングや各居室スペース→家具などがおきやすく使いやすい、無駄なスペースも出にくい
■全戸南向きでリビングは2.2mの高さのハイサッシュ→使用時間の長いリビングが快適に使える
■キッチンに食品庫、化粧室にリネン庫を標準装備→収納箇所が多く使用目的に応じて収納できる……
などなどプラン的魅力が多く来場ユーザーの間取りに対する評価は高いそうです。
次のページでこのプランを実現した壁式ラーメン構造を紹介します。