蝶や蛾がアレルギーを起こす?
夏になると増える蛾や蝶。これがアレルギーの原因に? |
他の昆虫もアレルギーに関与?
■トビケラ幼虫の時には、湖や河川で過ごし、春や秋に羽化して水辺を飛び回るトビケラ。この翅にも約100μmの鱗毛があって、これがアレルギーの原因になります。気管支喘息患者の約1/3が、トビケラに対するIgEが見られるとの報告もあります(木野稔也 アレルギーの臨床 2000)。
鼻アレルギーでもトビケラの皮内テストが陽性になる人もありますので、アレルギーの原因になります。
■ ユスリカ
カのようなハエに近い昆虫です。幼虫は、湖沼、河川の泥の中に居て、春から秋にかけて発生します。幼虫と成虫それぞれ、蛾の成分と似ていて、アレルギーの原因になります。成虫の発生時期に喘息などのアレルギー症状の悪化が言われています。
次のページでは、蛾や毛虫に刺されたらをご紹介します。