麻疹(はしか)が、全国に広がっています。麻疹(はしか)って!?  アトピーへの影響 で説明しましたが、麻疹は非常に感染力の強いウイルスです。今回の流行に10-20歳代の免疫の低下が言われていますが、アレルギーの病気が増えたことと関係があるのでしょうか?アレルギー・アトピーの点で、ウイルス感染の流行を説明してみたいと思います。

アレルギーの病気は増えてる!?

こんな感じでアトピも喘息も花粉症も増えています
日本では子供のアレルギーの病気は増えているでしょうか?
→○ 西日本地域の小児気管支喘息の調査で同一の機関と学校生と調査形式で行われました。それによると、
小児気管支喘息の有病率は 
1982年 3.2 %、
1992年 4.6 %
2002年 6.5 %
と増加しています(西間三馨先生の報告)。

スギ花粉症も、千葉県の小学生を対象とした疫学調査によると、
スギ花粉症の有病率は
1999年 6.7 %
2002年 11.8%
と増加しています(島正之先生の報告)。

アトピーも厚生労働省の調査では
       平成4年度   平成14年度
1歳6ヶ月児  5.3%      9.8% 
3歳児     8.0%       13.2%
と増えています。

環境がアレルギーを増やしている!?

都会ではアレルギーの病気が増えている
環境によってアレルギーは増えるのでしょうか?
→○または△ キレイ好きはNG?衛生環境でアトピー増加 で説明しておりますが、衛生環境の改善や少子化にともなう乳幼児期の感染症リスクの低下がアレルギー増加の一因ではないかという説があります。衛生仮説と言われ、 一般に、胎児および新生児の免疫はアレルギーになりやすい状態にあるといわれています。

細菌感染などの少ない環境では、免疫機能の発達が遅れ、アレルギー疾患や喘息になるリスクがあるとの報告があります(Martinez先生の報告)


次のページでは、アレルギーの子供はウイルス感染に弱い!?ご紹介します。