ゴキブリが居そうな場所をチェック!
姿をよく見かける台所。住みやすい条件が揃っています |
1.狭いところ
ゴキブリには「接触走性」(圧迫を好む習性)があります。扁平で油ののった体をしているのは、狭いスペースに入りやすいためです。特に、表面のざらざらした所が大好きですから、ステンレスやタイルより、食器棚の裏や棚と棚の隙間、壁の割れ目などに居ます。
2.暗くて食べ物のあるところ
ゴキブリは食欲旺盛で、雑食で、夜行性です。昼間は姿を潜めていても、夜になると食べ物・水のそばに出てくることがあります。特に、食べ物が入った戸棚の中、米びつ、ペットのエサ入れ、生ゴミ入れ、食器の水切り容器の水受け皿、流し台の排水溝などに現れます。
3.暖かいところ
おおむね、18℃~32℃くらいの温度をゴキブリは大好きです。それ以上、寒かったり、暑かったりすると、死んでしまいます。特に冬季は部屋の温度が下がっていると、ゴキブリは暖かい場所を隠れます。冷蔵庫の下や給湯器の裏やガスレンジの奥に居ます。
狭くて暗くて食べ物があって、暖かい所は、ゴキブリ天国です。
今すぐにできるゴキブリ対策
まずは、ゴキブリにとっての住みやすそうな条件を潰し、ゴキブリ天国を無くすことです。■掃除が大切!
隅々まで掃除します。暗い所、狭い所はしっかりと掃除しましょう |
ゴキブリの餌を除くことが大切ですから、特に狭いスペースにホコリや食べ物のカス等があるとゴキブリの格好の餌になります。隅々まで掃除しましょう。ゴキブリの糞も喘息の原因ですから、十分除く必要があります。
■時には暖房を切ってみる
冬には、あまりゴキブリを見ないかもしれません。寒さに弱いので、暖房で、ヒト同様、ゴキブリにも快適になってしまいます。ただ、ゴキブリも移動しますので、暖かくなると、また出てきます。
次にゴキブリを見かけたら、
■殺虫剤でやっつける
ゴキブリをみたら、直接やっつけましょう。殺虫剤にはスプレー式、煙式など様々な殺虫剤が売られていますね。
直接出てきたゴキブリには、スプレー式が効果的ですし、隠れているゴキブリには煙か霧状の薬剤が出る殺虫剤が効果的です。
ただ、ゴキブリの卵には殺虫剤は効きませんから、卵が孵化する1ヶ月後に殺虫剤を使用するとゴキブリの量を減らせます。
■ゴキブリを増やさない
ホウ酸団子のような毒エサは効果的です。ホウ酸団子は半年から1年で効果がなくなりますので、適宜、交換します。
ゴキブリを捕まえて捨てる「ごきぶりホイホイ」のようなもので、ゴキブリが出てきそうな所に置いておきます。「ごきぶりホイホイ」でゴキブリが捕まる場合は、ゴキブリが居ますので、煙型の殺虫剤で駆除する必要があるかもしれません。
ヒトに住みやすい環境は、ゴキブリにも住みやすい環境です。ダニ、カビと同様の対策は必要です。