すぐに病院にかけこまなければならないような、命を左右するような大病ではないのだけれど、なんだか『人には言えないカラダの悩み』をお持ちの方が多いようです。家庭の医学では、そのようなお悩みを解決する方法を数回に分けてお答えしてまいります。

Q.秋になって何となく足がカユくなりはじめたので、皮膚科に行ってみましたが水虫と診断されてしまいました。おまけに、『治療には三ヶ月くらいかかる』と言われ…。

水虫の治療ってそんなに時間がかかるのですか?
水虫薬を塗ればすぐに治るのではないのですか?
ほっておけば治りませんか?



皮膚科に行くには薬を中止してから

『水虫になってしまった』と自己診断した人の中には市販の薬を使っている人も多いと思いますが、どうも治りが悪いので皮膚科に行くのはよくある事です。この時の注意事項があります。皮膚科に行く前には、数日間水虫薬を塗るのを止めましょう。水虫を診断するには皮膚の白癬(はくせん)菌を顕微鏡で見るのが確実な方法なのですが、水虫薬を使っていると水虫菌が顕微鏡で見えなくなってしまう事があるからです。

皮膚科の診察を受けて。顕微鏡で白癬(はくせん)菌が見つかると長い戦いの始まりです。なので、皮膚科で『治療には三ヶ月くらいかかります』といわれて愕然とされる方も多いようです。



水虫を治すのは根気です

なぜ、水虫の完治には3ヶ月くらいかかってしまうのでしょう?水虫は治らない病気ではありませんが、治りにくいのは事実です。

その理由を説明するには少し難しいですが人の体を覆っている表皮についての理解が必要です。

皮膚は表皮、真皮、皮下組織からなります。表皮は下から基底層、有棘層、顆粒層、(透明層)、角質層の4(5)層からなります。表皮の部分で細胞分裂を行い皮膚を作っているのは基底層だけです。

基底層から外気と接している角質層になるまで28日(4週間)必要です。角質層になってから薄い場所では2週間、かかとのように厚い場所では数カ月経って剥げ落ちていきます。

水虫菌はこの角質層に取りついています。よって、角質層を含めて表皮が入れ替わるのには最低でも6週間必要という事になります。実際の治療にはその倍以上の12週間以上必要です。皮膚科で白癬(はくせん)菌を確認して水虫の薬をもらって塗って暫くすると症状が軽くなります。ここで治療を中断しては完全に白癬(はくせん)菌をなくすことができません。水虫の治療するのはあなたの根気ですよ!

水虫治療には秋冬が勝負です!もし、水虫の症状をお持ちの方は今回の記事をご参考にされて今年の秋冬に完治を目指しましょう!また、水虫かどうかの判断は素人には難しいので、皮膚科に行くことをおすすめします。


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