最初に断っておきますが今回解説するのは水虫の予防法です。治療法ではありません。足指の間が痒く、発赤を認めたような場合は皮膚科の専門医を受診して下さい。
最も水虫が出来やすいのは、足指の間です。足指の間の水虫をまず予防しましょう。


【予防の鍵は栄養分】

水虫は、テレビのコマーシャルなどでは「水虫菌」と言っていますが、正式には「白癬菌(はくせんきん)」というかびが原因です。白癬菌の増殖には、湿度、温度、栄養分が必要です。つまりその状況をなるべく避けることが、水虫の予防につながります。例えば、素足にすれば足の手入れは簡単ですし、また湿気を防ぐ事が可能となります。

職種、職場によっては、靴を通気性の良いものに履き替える事ができますが、例えば、外回りの営業の人や服装規定の厳しい職場では、夏には湿度、温度、栄養分の三つが揃ってしまいます。
一日中革靴を履いて、歩くまたは立つ仕事は水虫の危険性を高めます。
しかし、そんな人たちでも、足指の間を清潔に保つ事が出来れば水虫を予防する事が可能となります。

【消毒用アルコール綿を持ち歩こう】

Ziploc、カット綿、消毒用アルコールを用意します。Ziplocにカット綿を適当量、その日に使う量をいれます。次に消毒用アルコールを綿が充分に浸る量注ぎます。一日分しか作らないのは、時間の経過とともに消毒用アルコールの濃度が下がるからです。Ziplocを使用する事により消毒用アルコールの蒸発をある程度防止する事ができますが、作り置きは控えましょう。

2~3時間間隔で足指の間を消毒用アルコールを含んだカット綿で拭き取って下さい。

【消毒用アルコール綿で兵糧攻め】

消毒用アルコールで消毒を行うのが目的ではありません。消毒用アルコールを用いて、白癬菌の栄養分を奪い取るのが目的です。

皮膚の表面には脂腺と汗腺からの分泌物中で脂腺と汗腺からの常在菌が増殖しています。白癬菌は脂腺と汗腺からの分泌物と菌が作り出した代謝産物を栄養源にしています。

消毒用アルコール(エタノール約70%)と脂腺と汗腺からの分泌物が混じると水50 アルコール50ぐらいの比率になります。こういう混合液は水溶性の物質も脂溶性の物質も溶かしこみます。結果として消毒用アルコールで拭き取った後には何も栄養分が残りません。

白癬菌は、靴の中で、湿度、温度が保たれていても、栄養分がなければ、増殖することができません。
昼間の増殖を押さえて、家で入浴時に皮膚の洗浄をしっかり行って下さい。
入浴後に皮膚が乾いてから、もう一度、アルコール綿で足指の間、加えて足爪、足爪と皮膚の間を拭けば、さらに効果が上がります。

関連サイト
水虫という病気
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