すぐに病院にかけこまなければならないような、命を左右するような大病ではないのだけれど、なんだか『人には言えないカラダの悩み』をお持ちの方が多いようです。家庭の医学では、そのようなお悩みを解決する方法を数回に分けてお答えしてまいります。

Q.秋になって何となく足がカユくなりはじめたので、皮膚科に行ってみましたが水虫と診断されてしまいました。おまけに、『治療には三ヶ月くらいかかる』と言われ…。

水虫の治療ってそんなに時間がかかるのですか?
水虫薬を塗ればすぐに治るのではないのですか?
放っておけば治りませんか?


A.水虫の治療に『3ヶ月も!』と思われる方は多いようですが、水虫の治療には根気が必要です。放っておいてもなかなか治るものではありません。水虫治療は秋冬が勝負!まだ病院にいかれていない人も、今治療中の人も水虫と水虫薬のメカニズムについて勉強して、完治を目指しましょう!


水虫菌は夏だけでなく秋冬も元気!

水虫の原因は何でしょう?御存じの方も多いと思いますが白癬(はくせん)菌というカビが水虫の原因です。

『夏になると水虫にかかりやすい』と思っている人が多いようですが、夏になると高温多湿になり、もともと皮膚に付いていた白癬(はくせん)菌の繁殖が活発化し、カユさが増してしまうのです。なので、一見『夏になると水虫にかかりやすい』と思い込んでしまうのですね。そして、秋になると治ったように見えるのは、白癬(はくせん)菌の繁殖力が落ちたのでカユさが前よりも和らいで、一見治ったように感じる場合があります。

よって、真夏から治療を初めた水虫は、秋から冬になると治ったように思えて、多くの人が治療を中断しがちです。しかし、皮膚に白癬菌が残存している可能性は大です。また秋冬に完全に水虫を治療すれば、来年の夏に水虫に悩まされる事はなくなりますので、水虫治療は秋冬が勝負!です。



現代の水虫は夏よりも秋冬になりやすい!

夏には足も汗をかきやすいので、足の臭いが気になる人や、汗っかきの人は、帰宅するとすぐに足を洗ったり、シャワーを使ったりしますね。また、家では素足で、休日の外出には素足でスポーツサンダルを使用する事もあると思います。

一方、秋冬になると革靴を履いて、暖房が完備した建物の中で仕事している人が多くなります。そうなると水虫菌である白癬(はくせん)菌にとっては嬉しい高温多湿の状態が維持され繁殖に好都合!また、帰宅しても足を洗ったりせず、素足でいる事も少なく、素足になる就寝中も暖かい寝具で足の温度は保たれています。

一週間を通して見るとかえって秋冬の方が白癬菌に繁殖にとって必要な温度が維持されている生活を送っている場合もあります。

女性は特に長いブーツを履いているのでこの時期水虫を気にされる方が多くなりますが、男性でもブーツを履くと、水虫の繁殖に都合がよい高温多湿の状態がブーツ内で維持されてしまいますのでこの時期は要注意です!

次のページでは、水虫の種類についてご紹介します!あなたの水虫はどのタイプでしょう?>>次のページへ