お腹が出ると関節に負荷がかかる
背骨のカーブが保たれ、姿勢が崩れていない場合、赤い点線のような重心になります。 |
を結んだ線(=重心線)が床に垂直であれば、良い姿勢であり正しい重心線であるといえます。お腹に脂肪がつくことにより、体の重心線がずれてしまいます。重心線がずれると、腰痛を起こす原因となることがあります。
重心線がずれるという感覚は、重い荷物を運んでいるときに経験している方も多いはずです。大きな荷物を身体の前に抱えたとき、荷物を落とさないようにと少し身体を後ろに反らし、身体を安定させますよね。脂肪の蓄積によりお腹が出てきた場合は、これと同様に、身体を安定させるために身体が無意識のうちに反り気味になります。重心線がずれてしまい、腰痛を起こしやすくなってしまいますね。
お尻も後方へ突き出てしまう!
このようにお腹が大きいほど、腰椎からお腹までの距離が長くなるため、腰を反らせれて身体のバランスをとるようになります。 |
身体が反った状態では、関節に圧迫の負荷がかかってしまいます。脂肪のついたお腹では脂肪が減量されるまで常に身体が後ろに反り気味になるため、腰の関節に負荷がかかり続けるのです。そして、関節の機能が低下するとともに、腰部の筋肉が硬くなり、コリや張りを感じるようになります。また、関節付近の痛みを感じる神経が働くことにより、腰を動かしたときに痛みを感じることもあります。
お腹周りの脂肪は健康のバロメーターになります。どれくらいウエストがあると健康を害する恐れがあるのでしょうか?
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