腰痛/腰痛の原因・しくみ・腰痛に潜む病気

危険? 正座していない時の「しびれ」

「しびれ」の原因は様々。正座の時のように心配の無いものから、腰部や頚部、脳の異常から来る深刻なものまで考えられます。あなたのしびれの危険度をチェックしてみましょう。

檜垣 暁子

執筆者:檜垣 暁子

カイロプラクティック理学士 / 肩こり・腰痛ガイド

正座
正座でのしびれは、多くの人が経験していると思いますが、原因の心当たりのないしびれは、とても心配ですよね。
「しびれ」というと、何を連想しますか? 正座でのしびれは、正座を解けば回復するので、特に心配しない方がほとんどだと思います。でも、正座をしていたわけでもないのに急にしびれが出てしまったら、とても不安になってしまいますよね。

腰や首の状態が原因になっていたり、さらに別の症状が隠れていたりするかもしれません。また、しびれの表現も様々で、それにより状態の深刻度がわかるケースもあります。さて、あなたのしびれはどのようなものでしょうか?


<CONTENTS>
  • 人を不安でいっぱいにする「しびれ」とは?-p.1
  • あなたの「しびれ」を言葉にすると?-p.1
  • 腰や首の痛みとしびれは異常のサイン-p.2
  • 病院へ行くべき心配なしびれとは?-p.2


    人を不安でいっぱいにする「しびれ」とは?

    しびれ
    どのようなしびれか、また、しびれる部位やそれに伴う症状により、早急に病院へ行く必要のある場合があります。
    正座を続けることで起こるしびれや、うたた寝で腕に頭を乗せた具合で出るしびれなどは、多くの人が経験しやすいものであると思います。

    正座を解く、うたた寝から覚めて頭を腕から離すといった対処で、ジンジンとしたしびれから解放されるものだと、経験的に分かっているので、特に心配もせずしびれ自体も忘れてしまいます。

    ですが、今までに経験したことの無い感覚や、特に原因が思いあたらず起きたしびれに対しては、心理的な不安度が違ってきます。「下肢にしびれが出た人が、後に歩行困難になった。」「脳の病気では、しびれが出ると聞いたことがある。」「手に力が入らず動かしにくい。」など、普通ではあり得ないことや、過去に見たこと、聞いたことによる「しびれ」の知識が、恐ろしい病気との関連を想像させてしまうのです。


    あなたの「しびれ」を言葉にすると?

    しびれがあるという人に「どのようなしびれですか? 」と尋ねると、様々な表現で答えが返ってきます。これは、お医者さんに伝える際にも必要なことになりますので、例えられる表現や、どうするとしびれるのか、などはメモしておきましょう。

    ■しびれを言葉にすると?

  • ジンジン、ピリピリ、ビリビリする。
  • 一瞬(短時間)電気が走ったようにビリっとする。
  • ス~っと寒いような、ゾっとするような感じがする。
  • シャワーを当てた時に温度がわかりにくい。
  • 皮膚が過敏になったような…。痛みを敏感に感じとるようになった。
  • 触られても、感覚が鈍くなったような…。紙一枚挟んでいる感じ。
  • 手、足がこわばる感じがする。
  • 手、足に力が入らない。
  • 冷たい感覚がある。
  • 手、足が動かしにくい。思うように動かない。

    >>次のページでは、病院へ急ぐべきしびれについてお話しましょう!>>
    • 1
    • 2
    • 次のページへ

    あわせて読みたい

    あなたにオススメ

      表示について

      カテゴリー一覧

      All Aboutサービス・メディア

      All About公式SNS
      日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
      公式SNS一覧
      © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます