肩こり予防と緊張性頭痛予防の注意点には、共通のものがあります。ともに姿勢が関わります。 |
頭痛の原因は悪い姿勢から!
緊張性頭痛は、頭の位置によって起こる筋肉の疲労に関係していますが、頭の位置が不安定になりやすい要素のひとつに、腕の位置があります。身近な例では、位置の高い机に両腕を乗せ、両肩がすくんだ状態でのパソコン作業です。さらに猫背やアゴを突き出した姿勢が続いた場合は、緊張性頭痛になる状態へいっそう近づくことになります。こういったことからも「毎日使う会社での机やイスの高さは大切ですよ。」「アゴが前に突き出ないようなパソコン画面の位置は重要ですよ。」ということが言えるのです。
くつろぐはずが、緊張状態に
また、自宅でゆっくりくつろぐ時や、就寝前に本を読む場合など、ついついやってしまいがちな姿勢があります。一例ですが、以下の写真のような姿勢は、背骨全体に対しても良くない上、背骨の首の部分にも負担がかかりやすく、習慣になると緊張性頭痛の原因をつくってしまうかもしれません。1 | うつ伏せで本を読む人、テレビを観る人は意外と多いようです。読書では、本やテレビに向ける頭の角度によって頭を支える首の筋肉が緊張し、首をすくめる姿勢になると首の付け根から後頭部に痛みが出ることもあります。 | 2 | 横向きに寝転がり、片方の腕で頭を支える姿勢。特に支える腕が(例:いつも右腕だけで支える)毎回同じ人は首から頭部の筋肉に一定の負荷がかかっている可能性があります。 |
3 | あぐらはとても楽なのですが、どうしても背中が丸く猫背になる傾向があります。頭の位置が身体よりも前方になるので、頭部を支える筋肉は疲労しやすくなります。 | 4 | ソファーに座って、太ももに両肘を乗せるような姿勢。正面にあるテレビを観る場合は、この姿勢で顔だけを上げるので、頭部から肩にかけての負担が増えてしまいます。 |
これらの姿勢は、実際に数分経つと身体のどこかが痛くなってきたり、体勢を変えないとつらくなったりすると思います。肩こりの強い人は、こった感覚から首の後ろ側の痛みへ変化する場合もあります。「良い姿勢」が自分ではどうも意識出来ない、という場合は、【猫背矯正の3ステップ】をお試しください。
緊張性頭痛を改善させるには、繰り返される筋肉の緊張を緩和させ、悪循環を断ち切らなくてはなりません。姿勢を良くしても、体操をしても全く変わらない場合は、専門の先生に相談してみるのも良いかと思います。
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