「肩こり」という言葉は、病気の名前ではありません。首・肩周りの慢性的なコリ、腕に症状が及ぶもの総称して「頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)」とよびます。「肩こり」という呼び方が耳慣れていますが、これはどのような状態なのでしょうか。また、改善策はあるのでしょうか?


女性の自覚症状第1位は「肩こり」

写真のタイトル
女性は、男性よりも首の筋力が少なかったり、ホルモンのアンバランスなどにより肩こりをおこしやすいといわれています。
「肩こり」は、日本人にとても多い症状です。首、肩周りの不快感や頭重感、ひどくなれば、頭痛や腕へのしびれ、腕の動かしづらさ、集中力の低下、気分がすぐれないなど、さまざまな症状を伴うことにもなりかねません。

過去の平成13年国民生活基礎調査では、世帯員の健康状況を調べ、自覚症状の有無と訴える症状を性別に発表しています。その結果によると、女性の場合、自覚のある症状第1位は「肩こり」。男性でも第3位にあげられています。

「肩こり」を訴える人は、年々増え、低年齢化も進んでいるといわれています。「肩こり」を常に感じる体にならないために、「肩こり」の原因にどのようなことがあるのか、知っておくと予防に役立てられると思います。



「肩こり」とは何でしょう?

「肩こり」は、主に首を支えている筋肉に出る症状です。「コリ」は筋肉への血行が悪くなることで、酸素や栄養が不足し、老廃物が蓄積されることでおこります。次の表のような自覚症状が現れる場合もありますが、他人から首・肩周りの筋肉を押されて、はじめて「あれ? 痛いかも…」と気付く場合もあります。

肩こりの症状

  1. 頭の付け根や首の付け根が重い・痛い
  2. 頭・首の後ろ側が張ったような感じがする
  3. 頭・首の後ろ側から肩にかけて筋肉が硬く、不快である
  4. 首から肩にかけての不快感のあと、特に後頭部が痛くなる
  5. 首や腕を回したり、体操したりせずにはいられない
  6. 体を動かすと症状が楽になる
  7. 頭を左右に傾けたり、振り向いたりする動作がつらい
  8. お風呂に入り体が温まると楽になる
  9. 腕の動きがスムーズではない
上記にあてはまるものがあった場合、首から肩に関連する筋肉が硬くなっていたり、
「肩こり」から一歩進んだ症状へ発展する可能性があるかもしれません。
※上記以外にも特定の症状があり、重篤な病気が発見されることもあります。

次のページでは、肩こりの原因についてお話しましょう>>