に続くシリーズとして、喘息について説明します。
喘息はアトピーによく合併します。季節の変わり目に咳が多いと、もしかしたら「喘息」かもしれません。喘息の原因を知ることは、その対策を立てる意味でも重要です。特に、秋は喘息発作が多いので、その喘息の原因について説明したいと思います。
喘息の原因
喘息の原因はダニなどのアレルギー物質によるものとストレスなどや風邪といったアレルギー以外のものとに大きく二分されます。■アレルギーの原因
ゴキブリも原因になります |
アトピーの原因と共通する物も多いのですが、食べ物よりは、環境が原因となる場合が多いです。気管支に入ってくるような物が原因になります。(アトピーの原因と比較してみてください)
- ダニ
- ハウスダスト(家のホコリ)
- 花粉(スギ、雑草など)
- ペット(犬、猫など)
- ゴキブリやユスリカのような昆虫
- ホルムアルデヒドなどの化学物質
など
■アレルギー以外の原因
喘息にはタバコはよくありません |
- 風邪
- タバコや花火の煙
- 大気汚染
- 鎮痛薬などの薬物(特に、アスピリン)
- ストレスや不規則な生活
など
医療現場から見る、アトピーと喘息
アトピーを持った子どもが風邪を引くと、よく、ゼロゼロ、ヒューヒューといった症状が出ています。食物が原因で、喘息発作を起こすことは少ないので、もし、アトピーがあって、咳がひどいときには、喘息かどうかきちんと診察を受けましょう。そして、ダニやホコリなど上に示した原因がないか再検査をお勧めします。アレルギーの病気は、病気そのものも変わりますし、アレルギーを起こす物質(アレルゲン)も変わります。(アレルギー・マーチって何だ?を参照してください)タバコ:タバコの煙には4500種類以上の化学物質が含まれている。ニコチン、ピレンといった粒子とアセトアルデヒド、窒素酸化物といった気体に分けられる。煙はアルカリ性を示し、気道粘膜に対する刺激がある。妊婦の喫煙は、胎児へのタバコ暴露をもたらし、赤ちゃんの肺機能に影響すると報告されている。
<参考リンク先>
子供を喘息にしないための3ポイント(感染編)(All About 子供の健康)
子供を喘息にしないための3ポイント(育児中編)(All About 子供の健康)
子供を喘息にしないための3ポイント(妊娠中編)(All About 子供の健康)
小児気管支喘息(リウマチ・アレルギー情報センター)
成人気管支喘息(リウマチ・アレルギー情報センター)
>喘息の原因
喘息(e-治験.COM)