ドライアイ/ドライアイの症状・原因・予防・治療

ドライアイVol.3 ドライアイをどう治す?(2ページ目)

ドライアイと診断されたら、眼科医の指導に従い、適切な治療を受けることが大切ですが、その検査と治療法はどのようなものなのでしょうか。

執筆者:高林 克枝

眼科医によるドライアイの検査・診断

涙液検査

涙の量が正常かどうかをみるために、涙の分泌量を測定します。

シルマーテストは、試験紙を下まぶたに5分入れ、涙で濡れた長さを
測ります。正常は10 mm以上、異常は5 mm以下とされています。

BUT検査は、フルオレセイン色素を点眼して、涙液が乾燥する時間
を測ります。正常は10 秒以上、異常は5 秒以下とされています。


上皮検査

顕微鏡で、眼の表面をみて涙の量や表面を観察します。

細隙灯顕微鏡検査 /さいげきとうけんびきょうけんさ
顕微鏡で角結膜上皮を観察して、涙の量をみたり、涙が目の表面をきれいに覆っているか見たり、角膜上皮の傷を見たりしす。

角結膜生体染色検査
フルオレセインを点眼して、細隙灯顕微鏡で眼の表面をみます。ドライアイが悪化して、目の表面にキズがつき角結膜上皮がはがれてしまうと、フルオレセインで染色されてみえます。

私も、数週間、連日朝から夜中までパソコン作業づけの後、目がヒリヒリしたりする不快感のため、これがドライアイなのか?とさっそく眼科医にかかったことがあります。上記の検査の結果、正常と異常の瀬戸際のところだと診断され、防腐剤なしの点眼薬を受け取って帰りました。

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