白内障の原因

それでは、なぜ白内障は発症し、避けられないのでしょうか。それは水晶体のつくりにかかわっています。

人体の他の組織では、古いたんぱく質の成分は新陳代謝により新しい成分に入れ替わっていきますが、水晶体の中ではそれが起こりません。水晶体はバリア構造により守られた、たんぱく質、水分、ミネラル成分からなる聖地なのです。

そのため、水晶体そのものの老化に加えて、紫外線などの影響で、その成分の変性をとどめることができないのです。具体的には、たんぱく質の分子が大きくなり、水に溶けにくくなることにより水晶体が濁ってくると考えられています。

そしてその濁りが邪魔して、網膜に正常に像が結ばれるのを妨げたり、光量を減少させたりするため、視力に悪影響を及ぼすのです。

加齢以外の要因としては、遺伝、有害光線(放射線や赤外線照射)、薬物の摂取(ステロイド剤・抗精神病薬)の副作用、眼科疾患や眼科手術後の影響、アトピーや糖尿病との合併症、甲状腺疾患などがあります。

また、若年層でも目の外傷、アトピー性皮膚炎、栄養失調、ダウン症候群などにより白内障を発症することもあります。

白内障の進行は、ライフスタイルによっても影響されるといわれています。
コレステロールの高い食生活やタバコなどの生活習慣、外光にさらされ紫外線の曝露量が高いことも関係するようです。


白内障にはどんなものがあるか

白内障の起こり方によりいくつかの種類があります。

  • 皮質白内障:水晶体の周辺部が濁ります。加齢による白内障で多くみられるようです。

  • 核性白内障:水晶体の中心が濁ります。瞳孔から入った光が眼球内で散乱しやすくなり、まぶしさを感じやすくなり、近視化が起こります。

  • 後嚢(こうのう)下白内障:水晶体の後ろ側が濁ります。糖尿病性白内障に多いようです。この疾患は、遠方視力よりも近見視力が落ちることがあります。

    次回は、「白内障になりやすい人」をとりあげますので、体質チェック・生活習慣チェックをしてみてください。

    監修:吉祥寺森岡眼科 森岡清史院長


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     <白内障シリーズ>
    【第1回】白内障とは?
    【第2回】白内障になりやすい人とは?
    【第3回】白内障をどう治す?

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