<白内障シリーズ>
【第1回】白内障とは?
【第2回】白内障になりやすい人とは?
【第3回】白内障をどう治す?

白内障手術はどんなタイミングで受けるべきか?
白内障手術はどんなタイミングで受けるべきか?
老人性白内障は、適切な治療により視力を回復できますが、その手術は保険適応にもなり、手術件数は日本で一年間に約20万人と年々増加してきています。今回は、その手術を受けるタイミングや術後の注意点などを考えてみましょう。

<INDEX>
白内障の治療法とは
白内障手術を受けるタイミング
白内障手術後の注意・リスク


白内障の治療法とは

▼ 経過観察

これは眼科検査によって白内障の進行がみられると診断された場合、薬物治療をするのか、いつ手術を行うべきなのか見極めながら経過を観察します。場合によっては薬物治療を伴います。

▼ 薬物治療

抗白内障薬として内服液がありますが、それらは予防薬として、水晶体のなかのタンパク質に起こる化学変化を抑制する目的で開発されており、治療という効果はあまり期待できないようです。

▼ 白内障手術

眼内レンズ:株式会社ニデック提供
眼内レンズ:画像提供株式会社ニデック
白内障手術は、ほとんどの場合、注射や点眼薬などで麻酔をかける局所麻酔で行われ、痛みは感じません。手術室に入って約30分、実質的手術は約10分程度で済み、当日帰宅できます。

これは水晶体に小さなキズをつけ、そこから超音波の力で水晶体の中身を吸い出し、残した薄い膜(水晶体嚢)の中に、人工水晶体である「眼内レンズ」を埋め込んで固定するという方法が主流です。

次のページは、白内障手術を受けるタイミングについて説明しましょう。