歯周病は煙草病!

歯周病に悩まされている方は多いと思いますが、実は歯周病も煙草病の一つなのです。喫煙は歯周病を進行させて、歯肉の老化を加速し、歯を失う原因となります。
▼代表的な煙草病
COPD
バージャー病

それではまず、歯周病という病気がどんな病気かをご説明します。

歯周病とは

歯周病は、成人では歯槽膿漏(しそうのうろう)とも呼ばれています。歯を下顎骨(上顎骨)に止めているのが歯肉(歯茎:ハグキ)です。歯周病ではこの歯肉と歯の周囲に繰り返しの炎症(歯肉炎・歯周炎)が起きて、徐々に歯肉が痩せて(減って)いきます

また、骨にも変化が起きます。最後には歯が抜けてしまいます。年を取って、歯を失う原因の一番がこの歯周病です。歯周病の予防には歯磨きによる歯石の付着の予防が大切です。また歯科での定期的な歯石除去も有効な予防方法です。

次に煙草と歯周病との関係に迫ります。

喫煙は歯肉の老化を促進します!

喫煙者は歯周病により罹かりやすい事が明らかになっています。喫煙は歯肉の老化を促進し、歯周病を進ませます。その主な理由は以下の通りです。

喫煙により歯周病が進む理由
1.煙草のタール成分の付着が歯周病の原因となる歯垢、歯石を付きやすくする。
2.煙草のニコチンが歯肉の血管を収縮させて、血流障害を起こす。
3.喫煙者は白血球数が多く、煙草の各種成分が白血球を刺激して局所の炎症を強くする。
4.喫煙による活性酸素を除去するためにビタミンCが消費されて、歯肉にある線維芽細胞のコラーゲン合成がうまく行かない。


誰でも年を取ると歯肉が痩せていきます。歯周病が原因で抜ける歯の本数は年齢と比例関係にあります。しかし、喫煙者しない人の歯肉の老化と較べて、喫煙者の歯肉の老化は10~20年進んでいます 。


喫煙者は実年令が40歳でも、歯肉年令は60歳という事になってしまうのです!よって、喫煙者は自分の歯を失う可能性が高い事になります。

また、喫煙に生活習慣病の糖尿病が加わると、糖化による老化が加わります。喫煙+糖尿病だとさらに歯周病が進んで歯を失う本数が明らかに多くなります



煙草を吸う方は歯を失う覚悟が必要ですね。どうしても禁煙できない方は歯科での定期的な歯石の除去をおすすめします。

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