■毎月払い7.5万円でいくらのローンが組めるのか?
前提として、返済年数を35年で計算する場合、金利2%で借りるのなら、2260万円。金利3%ならば1940万円のローンが組める計算です。より低い金利でローンを組む方が、より多くの融資を受けられるということになります。
先にご紹介した女性は、2%を切る優遇金利でローンを組むことができ、ローン2100万円、頭金300万円、合わせて2400万円のマンション購入となりました。毎月のローン返済額は6.7万円と現在の家賃と同程度の負担となったのです。
もちろん、購入にあたっては手数料や税金などの諸費用がかかりますが、一度是非シミュレーションされてみてはいかがでしょうか?シミュレーションは銀行等のホームページで行えますし、諸費用も試算できるものもあります。
■“新築”にこだわりすぎないことも大切
今回の彼女は、新築マンションを購入されました。ピカピカの自分のお城に大満足。お友達を招いてのホームパーティの計画も進んでいると、本当に嬉しそうに話しておられました。
「自分が何にこだわるのか」。マンション購入、マンション選びにあたっての優先順位を明確にすることは、とっても重要なポイントです。限られた予算で、より良い立地、より広い間取、となってくると「新築」にこだわることが大きなハードルともなりかねません。
自分の中での優先順位を再確認し、中古マンションも含めて検討する、と思ってもみなかった素晴らしい条件のマンションに出会えるかもしれません。こだわりの場所に中古マンションを購入し、自分の希望のリフォームを施し、それはそれは素敵で個性的なお城をゲットされた方もおられます。
「古い」からこそ、良い立地であったり、安かったり。今はリフォームという強い味方もあります。何事も最初から決め付けず、入り口は広くして探すことが、大きなチャンスを掴むのです。でも、「古い」からこその注意点もあります。新築マンションを購入するよりもずっとずっと、慎重にじっくりと専門家の意見を聞きながら選んでくださいね。
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自分だけのお城を持つことは、決して夢でも特別なことでもありません。人生は一度っきり。楽しく自分らしく過ごすためにも、「空間=住まい」を見つめ直してみませんか。
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