外資系の会社にお勤めのTさんは34歳。「いろいろあって二人暮しから一人暮しへリ・スタートです」と爽やかな笑顔の男性です。そんなTさんが新居として選んだのは、築25年の中古マンション。「築年数は気にならなかった?」との問いには、「僕はそれ以上に生きていますから、大丈夫」とニッコリ。

Tさんとお話ししていると、住まいへのこだわりはさほど感じられません。「いつかは海外でのんびり暮したい」。この思いから、日本での住まいは仮住まい、という潜在意識が生まれているのかもしれません。

肩に力の入らない、ニュートラルで自然体のマンション選びのヒントをTさんの事例に探ってみましょう。


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中古一戸建てか中古マンション、それとも賃貸住宅か


skichika
中古か新築か、それとも賃貸か。利便性にこだわると、、、
最初は賃貸住宅を探していたTさん。遅くまで仕事をしていることが多いTさんにとって立地条件は重要。直行のことも多く、仕事場への近さだけでなく総じて仕事に便利な場所の住宅を探していらっしゃいました。

利便性の良い場所は、賃料も高いのが通常。「住環境の良さ」という点は除外し、「家賃よりも月々の支払いが安く済むなら購入しよう」と中古住宅を探し始め、出会ったのが現在のマンション。「築年数にこだわらなければ、一戸建てでもマンションでも掘り出し物は多いですよ」とTさんは言います。

「一生涯を過ごす住宅だ」との意識がないことが、Tさんの住宅選びの特徴です。「住めなくなったら住み替えればいい」、「現在のライフスタイルに合った住まいを安価なコストで」、まるで賃貸暮らしかのよう。その究極の選択が、築25年のマンションでした。


前居住者の改造がお気に入り。畳好きのTさん


住まいのこだわりが無いかのようなTさんですが、お住まいはなかなか個性的。聞けば、前居住者がこだわりのある方で、各所にリフォームが施されており、それが気に入っての購入だったそうです。

室内は、廊下のスペースがほとんどなく、効率よくスペースが利用されています。DKのフローリング以外は畳敷きで、「とにかくこれが気に入りました」と、自称畳フリークのTさん。マンションは畳が少ないため一戸建てを探していたのだと、住宅選びのこだわりが少しずつ見えてきました。

中古マンションを購入する場合、前居住者の住み方が重要になってきます。壁紙など内装は改修の上、売り出されることが多いのですが、改修前の状態を見ておきたいのが本音のところ。未改修のまま購入し、自分の好みのリフォームを施して住む、という中古マンションの購入スタイルも増えています。

さて、畳好きのTさんのライフスタイルは次ページをご覧ください。