DINKSは中古物件の築年数を要チェック!?

自分に合った中古マンションに巡り合うためには、車でいえば年式のように、建てられた時期による傾向や特徴をつかむことが大事です。

たとえば、1987年から1991年のいわゆるバブル時代に建てられたマンションの中から都心のマンションを探そうとしても、ほとんど見当たりません。トリプル・オートロックのマンションを1980年代後半に建てられたマンションの中から探そうとしても、おそらく1件もないでしょう。

また、何よりも大事なのが、建物の安全性ですが、建築基準法の改正で1981年以降は耐震性が強化されました。このように、いつ建てられたかによって、建物の構造も変ってくるのです。

中古マンションは建てられた年、販売された時期が大きな鍵を握っています。

今回は、年代別の傾向を、立地と商品力の両面から掘り下げることで、DINKS向きの中古マンションの年代を突き止めていきましょう。

立地条件から築年数を絞り込む

DINKSに向く通勤立地は、以前の記事「DINKSマンションは通勤時間で得をする!?」より、都心からの乗車時間10分の都心ブロック、20分の準都心ブロックでしたね。これは、東京都(特に23区)に該当します。そこで、近年の首都圏マンションに占める東京都の戸数シェアと推移(図1)を見てみましょう。
首都圏新築マンションに占める東京都の戸数とシェアの推移
図1:首都圏新築マンションに占める東京都の戸数とシェアの推移(資料:東京カンテイ『マンションデータ白書』)
1980年代前半には4割以上だったのが、80年代後半から90年代前半にかけてはかなり減少し、90年代後半から急回復しています。これは、1980年代後半のバブル経済時には、首都圏は地価の急上昇により、通勤や仕事に便利な都心立地では買いやすい価格でのマンション開発が難しくなってしまい、どんどん郊外へと離れてしまったからです。ところが、バブルがはじけ地価が下落したため、都心でのマンション開発が可能になり、東京都のマンションのシェアが上がったのです。

次に、東京23区の新築マンション建設戸数の推移(図2)をみてみましょう。1992年度から2001年度まではほぼ一貫して増え続け、この傾向は2006年まで続きましたが、2007年以降は地価・建築費の上昇により、再びマンションの販売数は減少へと転じています。
東京23区の新設マンション着工戸数の推移<br>
図2:東京23区の新設マンション着工戸数の推移(資料:平成15年版国土交通白書)
こうした背景をみていくと、DINKS向けの通勤立地にあるマンションの数が多いのは、1990年代後半から2000年代前半ということになります。


次のページでは、DINKSに向く生活立地に建つマンションの傾向をみてみましょう。