女性は基礎代謝が低い?
男性よりも低く、20歳を過ぎると減ってゆきます
ほんとに女性の基礎代謝は男性より低いのです |
基礎代謝量は人が一日に消費するエネルギーのうち約7割を占めています。そして基礎代謝量は16~18歳をピークにだんだん減っていきます。さらに女性は男性よりも低いのが特徴。つまり、同じ量を食べたら、男性よりも女性のほうが太りやすいのです。
ちなみに基礎代謝を増やすためには、筋肉(主に骨格筋)を増やすのが早道。筋肉が多いほど消費エネルギーを上げることができます。つまり、適度な運動をすれば基礎代謝を上げることができるのです。
摂取カロリーを減らしてもやせないのはどうして?
カロリーは単なる目安!
そもそも「カロリー」ってなんだか、本当の意味をご存知でしょうか?「カロリー」=「熱量」。
…もちろんその通りなのですが、カロリーというのは単に「水1ccを1℃上昇させるのに必要な熱量」のこと。(詳しく言うと14.5℃→15.5℃に上げるのに必要な熱量)。つまり食品のカロリーとは、「実験室の中で、ある食品を燃やした時にどれだけ水の温度が上昇したか」を誰かが計って記録したものに過ぎません。
実験室の中では、食品を燃やすのには火を使えばいいだけですが、車を動かすのにガソリンがいるように、人間の体を動かすにはエネルギーが必要です。人間は体内の細胞の中で食品を燃やしてこのエネルギーを得ています。細胞の中で食品が燃えるというのは、つまり細胞の中でいろいろな化学反応が起こっているということです。化学反応を起こすためにはたくさんの要素が必要ですよね。そして、その要素が、例えばビタミンだったりミネラルだったりするわけです。
つまり、細胞の中で食物を燃やす為に必要な栄養素をきちんと摂ってあげないと、うまくやせることはできません。しかも体に負担がかかって、体調が悪くなってしまい、肌が荒れたりいらいらしたりしてしまいます。
また、やせないからといってどんどん摂取カロリーを減らしてゆくと、体はそれに何とか適応しようとして、少ないカロリーで生きてゆけるように消費カロリーを少なくします。すると元の食事に戻すとリバウンドしていまうという恐怖のスパイラルに突入してしまうのです。
「多品目のものをバランスよく摂りましょう」というダイエットの王道は、やはり正しいのです。
やっぱり糖質は食べないほうがいいの?
脳はブドウ糖しか使えない!
人間の脳は体重の2%くらいしかないにもかかわらず、安静時のエネルギーの1/4~1/5をも消費しています。ところが、脳はかなりわがままな臓器で、ブドウ糖しかエネルギー源にできない上に、脳の中にエネルギーを蓄えておくこともできません。流れてくる血液から絶えずブドウ糖を補給し続けています。低血糖発作といって、血液中のブドウ糖量である血糖値が低くなると、ふらっとして意識がなくなってしまうのはそういうわけです。ところが、糖質は筋肉と肝臓にグリコーゲンとして貯蔵されていますが、その量はかなり少ないので、ある程度、炭水化物(糖質)は食事から摂ってあげないと、うまく脳が働きません。
食欲を司っているところは脳ですから(胃や小腸が「コレ食べたい…」とか「お腹すいたなあ」と思うわけではないですよね、当然)、うまく脳が働かないと、その分、体にストレスになってダイエットが成功しにくくなると言えそうです。
関連記事; ダイエットは脳でする その1~食欲を感じる仕組み
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家族が太っている場合、太るのは仕方ない?
確かに太りやすいけれど、太らないことも可能!
基礎代謝の多い少ないは、遺伝するといわれています。しかし、大体「肥満は3割~4割が遺伝、残りは環境」と言われています。食事の内容や、運動する習慣の有無は一緒に生活している家族だったら、自然と似てしまいますものね。
運動・食事など自分の生活習慣を見直せば、家族が太っていてもやせることは可能だと思われます。
最近読んだダイエット本の著者さんが「ダイエットはライフスタイル!」と書いていらっしゃいました。言いえて妙です。健康的なダイエットは体にとってもいいものです。
ダイエットを機会に、生活習慣を見直してみるといいかもしれませんね。
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