眠る前の1時間は、リラックスタイムにしたいものです。なるべく、悩まず過ごしましょう。 |
不健全な考え方をチェック!
不眠症になる人の中には、自己批判的で悲観的な 不健全な考え方 に囚われている人がいます。まずは、代表的な5つの不健全な考え方を挙げますので、あなたの思考パターンをチェックしてみましょう。■ 破滅的思考・マイナス化思考
すべての物事を、具体的な根拠なしに、悪い方向へ解釈する傾向のことです。例えば、眠れない → 日中もボ~っとする → 仕事で失敗する → 会社をクビになる → 路頭に迷う、というストーリーに囚われることです。
■ 選択的抽出・客観性の喪失
心の中にフィルターを作って、物事の悪い側面だけを選択的に取り入れてしまうことです。そのため、より重要で価値のある別の見方を、無視してしまいます。例えば、1日おきによく眠れたり眠れなかった時に、楽観的な人は 「2日に1晩はよく眠れた」 と考えます。しかし選択的抽出に陥った人は、「2日に1晩か眠れない」 と悩んでしまうのです。
■ 二極化思考・全か無か思考
グレイゾーンを無視して、すべての問題を白か黒かで、割り切ろうとすることです。この考え方になっている人は、夜中に1回だけトイレのために目覚めても、「私は眠りが浅いんだ」 と思ってしまいます。
■ 非現実的期待・すべき思考
完全主義を目指す人や高い理想を持つ人が、「しなければならない・すべき目標」 の達成に追い立てられて、自分がしたい目標を見失っている状況です。例えば、8時間眠る人が多いという調査結果を聞くと、自分も8時間眠らなければいけない、と思い込むことです。
■ 過度の一般化
1つのネガティブな事柄を、より一般化したり、決して解決しない問題にすり替えることです。この考え方をしていると、一晩眠れないだけで、次の日も、その次の日も眠れないのではないか、と悩むようになります。
次のページ では、眠る前の5分間で、不健全な考え方をポジティブにチェンジする方法をご紹介します。