睡眠/睡眠のしくみ・快眠度チェックリスト

今日からできる! 快眠のための4つのコツ(2ページ目)

不眠の原因となる悪習慣を、思い切って断ち切りましょう。ここでは、快眠に効果的な食事や飲み物、眠りを誘う就寝前の過ごし方、理想的な寝室の環境、体に合った寝具の選び方などをご紹介します。(写真:松下電工)

坪田 聡

執筆者:坪田 聡

医師 / 睡眠ガイド


眠るためにベストの寝室の作り方

(C) Office S-Shot
眠る前には、暖色系の明かりがオススメです
夕食が終わったら、少しずつ照明を落としていくと、脳の中でも眠る準備が始まります。就寝時は消灯するのがベストですが、暗闇が不安という方は、豆電球やフットライトを利用してください。どうしても部屋を暗くできないときには、アイ・マスクを利用しするのも良いかもしれません。

寝室の適温は、夏は25度前後、冬は12~14度くらいです。布団の中は季節にかかわりなく33度ほど、湿度は50~60%が快眠条件です。エアコンを使うときは、寝ついてから1~3時間後に切れて、起床予定時刻の30分くらい前にスイッチが入るように、タイマーをセットしておきましょう。

人は音に対してかなり敏感で、図書館並の静けさでないと、睡眠の質が悪くなります。自動車の騒音や隣家の生活音など外部の音に対しては、サッシを二重窓にしたり、厚めのカーテンに換えたりしてみましょう。屋内の電気製品や時計の音も結構、気になります。そんなときは耳栓が有効ですが、目覚まし時計が鳴っても聞こえないと困りますね。


寝具やナイトウェアの選び方

ナイトウェアとしてのスウェットスーツやジャージは、肌触りがゴワゴワしていて、眠っていても体の緊張がほぐれません。素材がシルクやオーガニックコットンなら、肌触りがよくリラックスできます。夏は暑いから裸で眠るという人も、パジャマなどを着ると、汗を吸収してくれて、快適に眠ることができますよ。

掛け布団は、体から出る熱を逃さない保温性と、体を圧迫しない軽さ、手入れの簡単さが重要です。その点では綿布団よりも、値段がちょっと高めですが羽毛布団をお勧めします。敷布団やマットを選ぶポイントは、寝たときにも、立っているときと同じような背骨のラインを保てる硬さがあることです。

よく眠れる枕は、立っているときの頭~首~背中のカーブが、寝ているときにも保たれるようになっています。いろいろなタイプの枕がありますから、実際に試してみて、自分に合ったものを選びましょう。枕の素材や硬さは、あなたの好みを優先して楽しんでください。


今回は、今日からできる快眠のためのコツをご紹介しました。どれもすぐに実行できて、しかも大きな効果が期待できるアイデアです。小さなことから始めて、少しずつ質の良い睡眠をとりましょうね。


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