現役を引退したお父様。子どもたちを無事に育て上げたお母様。長年、頑張ってきたご両親には、第二の人生を思い切り謳歌してほしいもの。でも、なかには「何をしてよいかわからず、ついつい時間を持て余してしまう」という方もいるのでは?心にぽっかりと空いたそんな穴が、心身の老化を加速させる原因になることもあります。だからこそ、シルバー世代にとって「生き甲斐探し」は重要なテーマ。そこで今回は、そんなご両親に提案できる海外留学・ボランティア情報をピックアップしてみました。
シニアボランティアガイド
全国のシニアボランティア情報を検索できるシニアボランティアガイド (from NHK ボランティアネット)。場所別、活動内容別に調べることができ、とても便利。トップのNHKボランティアネットでは各ボランティア団体がおこなう活動内容やイベント情報、ボランティア関連の講座情報をいちはやく入手できます。もちろん、自らボランティアを募ってもOK!シニア海外ボランティア
今、開発途上国から熱い注目を浴びているのが、日本のシニア、シルバー世代の持つ高い技術力。シニア海外ボランティア制度は、ODA(政府開発援助)事業の一環として、海外でのボランティア活動を支援するもの。平成2年に開始されて以来、すでに累計1709名のシニアが51ヵ国に派遣されています。培った技術やノウハウを活かし、開発途上国の公的機関等に所属。指導、助言、調査をおこない、人材育成や国造りに協力します。資格は、日本国籍を持っていること、派遣時に年齢が満40歳以上満69歳以下であることの2点。第1次選考(技術審査や健康診断書審査などの書類審査) 、第2次選考(面接、語学試験、健康診断書審査)を経て、派遣の可否が決定されます。
ジャンルは計画・行政、人的資源、農林水産、保健・医療など9つ。ちなみに平成16年度春の募集期間は平成16年4月10日~5月20日。募集人数は約300名です。
たとえばこんな短期海外留学も・・・
"target="_blank">NPO法人 日本フィリピンボランティア協会(JPVA)では、フィリピン ダバオにある「ミンダナオ国際大学」への短期留学希望者を募集しています。3ヶ月コースのほか2週間コース、8週間コースもあるので、「長期間はちょっと・・・」という方にはよいでしょう。
"target="_blank">NPO法人 日本フィリピンボランティア協会(JPVA) 代表の網代正孝さんは東京都調布市内にある延浄寺の住職さん。20年前から日比交流に尽くし、現地の日本人学校や大学(ミンダナオ国際大学)などを設立してきました。 「21世紀は、日本と開発途上国が互いに弱い部分を補完しあう時代。フィリピンで開発途上国の問題を肌で感じ、彼らにしてあげられること、彼らから受けられるものを模索する人がひとりでも増えてくれたら、と願っています。人脈、知脈を併せ持つ現役引退世代にこそ、こうした海外留学を体験してほしいですね(網代代表)」。 コースは英会話、地球環境問題、貧困問題の3つ。ゼミや体験学習のほか、現地の子どもたちとの交流企画もあるそう。 |
小さなチャレンジからちょっと大胆な挑戦まで、選択肢はいろいろですが、ほんとうに生き生きできる何かを、ぜひ見つけてほしいものですね。
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【関連ガイドリンク集】