実はガイドはこういった謳い文句にはかなり懐疑的。基本的には、ダイエットには食事制限と運動しかないと思っています。でも、実際に試した方が本当にサイズダウンしたとのことで「科学的に解明できるのかなあ」という興味もあり、行ってみることにしました。
講師の方は、3ヶ月でなんと30kgもの減量に成功された鍼灸師の資格をお持ちになる方です。というわけで今回はその体験談をご報告します。 | |
プロフィール:松永 みち子鍼灸師、健康痩身の会を主宰。鍼灸の知識と3ヶ月で30kgもの減量に成功した経験をもとに「松永式健康痩身法」を考案。「おもいっきりテレビ」「スーパーJ チャンネル」などの番組にも出演。 |
さて、メリディアンというのは経絡のつぼのことだそう。でも、正直、今回はあまりつぼとサイズダウンとの関係はわかりませんでした(すみません…)。
でも、それは講師の方も「興味があって好きな人は、そのうちつぼとサイズダウンとの関係がわかります。今回はとにかく目で見える効果を優先しました」とのことなのでご容赦いただくとして・・・。
まず、今回使ったものは薬局で売っているテーピング用のテープとさらしでした。
テープを使う
~その1~
逆ハの字になるように腰にテープをはる(ちょうど腰に手を当てたときに親指があたるあたりのやや中心よりから、逆ハの字になるようにはる)。
~その2~
恥骨の上にまず横にテープをはる。その上から肋骨の下まで縦にテープを貼り、次に脇の下に斜めに行くようにテープを貼る(ちょうどYの字になります)。
~その3~
肩甲骨の内側のラインから首にかけてハの字になるようにテープを貼る。
テープを張る際に気をつけることは「引っ張って張ること、ただしかぶれるので2時間ではがすこと」だそうです。
さて、実際に体験した感想は、「かなり体力を使うし、疲れる」でした。確かにダイエット効果があるかもしれません。
そこで、ガイドは少し科学的に解明してみようと考えました。
以下は、ガイドの私的意見です。
意識していらっしゃるかどうかはわかりませんが、このテープは筋肉の走行にそって貼られているようです。
そして、それにより、2種類の効果があるのではと思われます。
一つはきつくテープをはることによって、普段あまり使っていない筋肉を意識する効果。
もう一つは筋肉にそってテープを貼る事により、いわゆる等尺性運動を行う効果があるのではないかなということです(等尺性運動というのは、関節を動かさずに、筋肉の長さを保つように(=等尺)同じ体勢で筋肉に一定の力をいれる運動のことです。例えば、怪我をしてギブスを巻いている人に、筋肉の萎縮を防ぐためにやって頂いたりします。ちなみに関節を動かす運動のことは等張性運動といいます。)。
筋肉の長さを変えなくても筋肉を使っていることには変わらないので、筋トレ効果があるのでは?と思ってしまいました。
しかも、しばらくテープを貼っていることを忘れているのですが、10分くらいたつと、テープがきつくて、またそこの筋肉を意識せざるを得ないのですね。確かにサイズダウンするかもしれません。
ただし、講師の方ご自身もおっしゃっているとおり、引っ張ってテープを貼ると、皮膚に緊張がかかるのでかぶれます(ちなみに医療現場では、特に皮膚の弱い人にはテープをひっぱって貼ってはいけないことになっています。1日2日ひっぱって貼ったままだとひどい人だと水泡ができてしまったりしますので、くれぐれもほどほどにといったところでしょうか)。