リハビリでも用いられている運動強度の目安
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Borgスケールは運動を行った後、6~20までの15段階の数値と対応する症状を見ながら、どのぐらい辛かったのかを示していただき、これを参考にして次回の運動(リハビリ)メニューを調整するのが本来の方法です。大まかな目安としては症状が弱い順番に、非常に楽(7)、かなり楽(9)、楽である(11)、ややきつい(13)、きつい(15)、かなりきつい(17)、非常にきつい(19)、もうだめというぐらいきつい(20)、となっています。6点を最も楽、20点を最もきついとした場合、あなたの行った運動は何点ぐらいでしたか?
運動後、概ねこのスケールで9~13の範囲に収まっているようであれば、ちょうど良い運動強度と考えられます。このスケールは6点から始まるのですが、点数を10倍したものが心拍数に近似すると言われています(高血圧や一部の心不全などの治療に用いるベータブロッカーというお薬を服用している場合には、脈が上がりにくくなることがありますので、必ずしも該当しません)。また、このスケールを応用して呼吸リハビリに用いられる尺度があります。これは修正Borgスケールと呼ばれています。
修正Borgスケール
修正ボルグスケールは主観的な症状が目安となります |
Borgスケールと同様に症状の弱いほうから、呼吸困難を感じない(0)、非常に弱い(0.5)、やや弱い(1)、弱い(2)多少強い(4)、強い(5)、とても強い(7)、非常に強い(10)となっています。医療機関でのリハビリテーションに用いる場合には、原型と同じく数値と症状を示した表になっていますので、実際にどのぐらいの症状に該当するのかを指差していただきます。
最後のページでは安静時心拍数を考慮した運動強度についてご紹介します。