まだまだ残暑が続く9月です。夏バテの原因は複合的なものですが、一つは発汗に伴う脱水症とそれに伴う水溶性ビタミンの喪失によるものです。
前者は短期間で回復可能です。ただ脱水症になった時に腸液を失うと一時的に便秘症になることがあります。
後者はボクシングのボデイブロウのように段々効いてきます。繰り返すと体内に貯えている水溶性ビタミンを失い、結果として疲労の蓄積に繋がります。

【ビールでビタミンB群を補給!】

水溶性ビタミンの内、夏場に不足しやすいのはビタミンB1、B2です。特にビタミンB1は、肉類に含まれています。そのために、あっさりとした動物性蛋白質が不足がちの食事だとビタミンB1不足になります。
ビタミンB群のうち葉酸は名前の通り植物の葉が多く含むビタミンです。

ビタミンB群はまとめて取るには、肉類と野菜の両方をとらなくてはいけません。でも、冷蔵庫に冷えたビールがあれば、ビタミン剤を飲まなくても大丈夫です。

ビールは、ビタミンB群のうちビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、イノシトールと特に葉酸が豊富です。ビールを摂取すれば、肉類に多いビタミンB1、ビタミンB2と、野菜に多い葉酸を同時に摂取することができます。

ビールは植物(麦)が原料です。麦(麦芽)由来の栄養素に加えて、酵母が発酵の過程でいろいろな栄養素を作ります。そのためビタミン以外では各種アミノ酸が豊富です。

アルコールの苦手な方は、ノンアルコールビールで乾杯もよいでしょう。未成年の人はサプリメントのビール酵母を利用することもできます。

ビールの薬理作用は、麦芽由来、酵母由来、ホップ由来のものがあります。現在、試験管内実験では、脂質の酸化防止(抗酸化作用)、動物実験では、抗高脂血症、糖尿病、骨粗鬆症、発癌抑制、肝障害抑制などの作用を確認できます。夏バテ以外の効果も期待できそうですね。

ビールの問題点は、痛風の原因物質のプリン体(核酸の構成成分)の含有量が多い事です。男性で健康診断で尿酸値が高いと言われた方は、ビールは控えましょう。
女性の場合は、女性ホルモンの作用により尿酸が低いので、痛風の心配はまずありません。

【ビタミンB群の飲み方】

ビタミンは本来は食事から摂取すべきですが、食欲が無いときはビタミン剤で補うのもよいでしょう。疲れた場合ですと健康なときにはそれほど効果がないビタミン剤も有効性を発揮します。

水溶性ビタミンの服用時の注意は一度にたくさん飲まないことです。水溶性のために一度に吸収する量に限界があります。小分けしてこまめに摂った方が吸収する量が増加します。以前に説明したビタミンCの飲み方と同じです。

ビタミン剤(主としてビタミンB1)の匂いが気になる方は、ジュースなどと一緒に飲んで下さい。
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