◆アメリカ生まれの「5 a day(ファイブ ア デイ)」◆

アメリカでは、1970年代から食べ物とガンに関する研究が、国家的プロジェクトとして行われていました。その結果、野菜や果物をたくさん食べていると、ガン予防や健康増進に効果的であることがわかりました。

1990年アメリカの死亡原因のトップはガンで、その原因の35%をしめている食習慣を改善することが、ますます必要に迫られるようになりました。この年、アメリカの国立がん研究所では、がん予防に効果のある食品をリストアップして「デザイナーフーズプログラム」として発表しました。それまでの肉食中心だった食習慣をあらため、野菜や果物を多くとる食生活にすることで、栄養改善とガン予防をしようと考えたためです。

またアメリカの栄養士会でも、望ましい食生活に向けてサポートするために、アメリカ国民に対して「低脂肪、高繊維食として、1日5品目以上の果物と野菜を食べなさい」という運動を始めました。このメッセージが「5 a day for better health program(以下「5 a dayプログラム」)です。
 
「5 a day プログラム」は、青果業界や食関連業界を中心に、健康・病気・農業などに関する公共機関、民間レベルの非営利団体(NPO)、地方自治体、教育機関などが協力して、運動を進めていき、幅広く展開されています。1991年当時、アメリカで5 a day運動を知っている人は、成人のわずか8%。しかし、1997年には、5 a day運動を知っている人は、39%に上がり、成果を見せ始めまたそうです。

最近では、5 a day運動はシンプルで分かりやすく実践しやすいと、その功績が評価され、アメリカのみならず、ドイツ・メキシコ・イギリス・ノルウェー・オーストラリア・カナダなど、世界各国に広がってきています。